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定年ゴジラ/重松清/講談社文庫

ニュータウン在住者必読度★★★☆☆

いっぱい泣かされた(>_<)やられっぱなしだよ
ゴジラよ踏み潰せ!「模型は理想」なんだから(T_T)


定年ゴジラ    講談社文庫
重松 清 (著)

長年勤めた大手都銀を定年退職した山崎さんのおうちは、
庭付き一戸建。
澄み渡った空気。
2階のベランダから眺める富士山。
春にはヒバリがさえずり夏には蝉時雨が聞こえる緑豊かな自然。
ニュータウンくぬぎ台

くぬぎ台は、大手私鉄の沿線開発の一環として造成された。
1丁目から5丁目、それぞれ400戸ずつの分譲で、合計2000戸。
山崎さんは第2期分譲、すなわち2丁目の住民。

都心へは2時間かかる。
駅前にけばけばしい看板もなく静か。
軽く1杯飲める店は、ない。
気づけば、なんにもない街だった。


定年退職後、家にいても何にもやることもない。
そんな山崎さんは散歩を始めて、いつしか散歩仲間ができた。
同じ2丁目住民は、くぬぎ台開発担当の藤田さん。
町内会長と、単身赴任を終えた野村さんは1丁目。シューズもウインドブレーカーも年季がはいっていて、定年後のキャリアの違いを見せつける。さすが1丁目!散歩の極意を教えてくれる。。。
この4人の、ちょっぴりさみしくてすごくあったかい物語。

4年くらい前だったかな。
大感動の島田荘司・吉敷竹史シリーズを、読む順番まで教えてくれた人が、この「定年ゴジラ」を紹介してくれた。
その方は新婚で赤ちゃんが生まれたばかりで、そんな自分の状況も影響してとても感動したと教えてくれた。
わたしは結婚も出産もなかったからか、頭の隅には「定年ゴジラ」の文字はあったのだけど、なかなか読む機会がなかった。
今回書店で重松さんコーナーを見ていたら思い出して、何の気なしに読み始めたという感じ。
だのに、お母さんが上京する回想シーンで。。。
普通に涙が止まらなかった(T_T)
どこにでもある、母親に素直になり切れない息子のエピソードなんだけど。
山崎少年は、故郷の新潟からわざわざ出てきた母親を、恥ずかしさとか面倒くささで無下に接してしまう。
これに母親が、いいんだよいいんだよ、わかっているよ、という風に息子に迷惑をかけないように帰っていく。
なんか、年老いた親の弱さとか、でも存在感の大きさとか、そんな普通のことに感動してしまった。

重松さんの書き方が、なんかあるんだろうなぁ。感動させるぞって意気込みが伝わってくる訳でもないんだけど。悔しいけど、来ちゃうな~。
ニュータウンが舞台とはいえ、「定年ゴジラ」の中には、子どもが巣立った後の両親の脱力感とか、連れ合いに先立たれたさみしさとか、不倫やらなんやら、、、どこでもありそうなことが書かれている。それなのになんでかズンズン心に響く。急に涙腺ゆるんでくる…。年か?…

子どものためを思ってがんばって緑の多い街にマイホーム建てて、仕事一直線だったから定年して途方に暮れて、息子や娘とうまくいってなかったり、奥さんに先立たれたり。。。そんなお父さんたちは、この本を最後まで読めるかな。。何かしなきゃってがんばり過ぎちゃうかも知れないし、孤独を感じちゃうかも知れないし。。。

でも、このラストなら、もしかしたらお父さん達は元気でるかも(*^^)v
山崎さんたちは自分の居場所を見つけられるのか!?


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2006年05月11日 重松清 トラックバック(0) コメント(2)

コメント

雲丹くう子さん
わたしも結構な年ですよぉ_(^^;)ゞ
つかこうへいかぁ。なるほどぉ。見てみよっと。
「定年ゴジラ」は結婚してる雲丹くう子さんの方が、わたしよりいろいろ感じることがあるのかも(^_-)-☆

2006年05月16日 oishiidokusho URL 編集

お、『定年ゴジラ』読んでないけど、おもしろそう。

oishiidokushoちゃんの年齢知らないけど、
ワラシはけっこーな熟年なので、
昔の小説とかを読む(読み返す)ことも多い
今日この頃どす。昔はつかこうへいとか好きだったなあ。
あと、リンクありがとさんです。

2006年05月15日 雲丹くう子 URL 編集

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