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おはん/宇野千代/新潮文庫

男子共感度★★★★☆

1冊分、言い訳ばっかりなんだもんなぁφ(.. )
<注意>ダメ女共感発言炸裂しちゃってます(/><)/


おはん    新潮文庫
宇野 千代 (著)


ふたりの女の間で揺れ動く男心m(__)m
またこの男いい加減でしょーもないんですが、なんだか放っておけない情けなさと、それでいて艶っぽさがあって…きっとカッコいいんでしょうね(^^;)
おはんとおかよがまったく違うタイプの女で、男に振り回されっぱなしなんですが\(^^;)なんだか2人とも一生懸命で愛しいんです。

わたしは、おはんもおかよも両方の気持ちがなんとなく分かる。
嫁だったのはおはん。芸者のおかよはそれを横取りしたんです。
横取りと言っても、この男が身ごもっていたおはんを捨ててまで一緒に暮らしたのだから好きになったら仕方ないってやつなんでしょうかねぇ。
おはんは自分から身を退くようなおとなしい女。別れてからは実家で大事に大事に男の息子である悟を育ててきた。
おかよは肉体的な魅力の上に献身的という手強い女。男を食わしてやってるんです。こういうふらふらした男は、しっかりしたおかよみたいな女にひとたまりもないんだろうなぁ。
一緒に暮らして7年も経った後ですよ、男とおはんが再会して、まぁたこの男はおはんに気持ちが傾くんです…
ったくしょーもなっ!

7年ぶりに燃え上がったふたりが、何も言わずとも分かり合えるみたいな密会とか、会ったこともない悟に対して、父親の気持ちが芽生えてくるあたり、なんだかもう相当切ないんですけどね_(^^;)


この作品は、宇野千代が10年もの時間をかけた物語とのこと。
おはんとの再会からの出来事を、この男が言い訳がましく語っていく。甲斐性なくて、どっちにもいい顔しよーとして最悪なんです。
とは言っても、のらりくらり話しかけてくるので、腹を立てないで読めれば、ほんわかした夢心地気分にさせてくれる☆というなんだか不思議な本。

そして、ある時男に悲劇が訪れる。
それはそれは阿呆な男の一大決心をガタガタと崩れさせる悲劇。
なんだかね、その後おはんが男に文をしたためるんです。
それがもう泣けて泣けて(>_<)
急に涙がでてきた。
さっきまでおかよがかわいそうだ!って思ってたら、今度はおはんがかわいそうだ!って…
ずっとこんなのの繰り返し。
やだなぁ…さいてーだなぁ…
でも、とち狂ったかのようにおはんの家に行く男の情けない姿を見たら、なんだかもうどうしようもないこのずるい懺悔を、聞いてあげたいと思ったのであります…

わたしはおかよのように、

男のいらんおひとは、どこの国なと行たらええ。
あては男がいるのや、男がほしいのや


と_(^^;)強くしあわせをかみしめられるだろうか。

わたしはおはんのように、

思えばこの私ほど、仕合せのよいものはないやろと思うてるのでござります。

あなたさまと一つ家の中に暮しはいたしませなんでも、言うたら夫婦になって、一しょにいてますよりもなおのこと、あなたさまにいとしいと思われてたのやないかと思いましてなァ。

ほんに私ほど仕合せのよいものはないやろと思うてますのゆえ、どうぞ何ごとも案じて下さりますな


と(>_<)こんな風に相手を思い遣れるだろうか。

…どっちも無理だろうなぁ…

でもきっと、こんな男ばかりじゃない!はず…
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2006年04月12日 宇野千代 トラックバック(0) コメント(5)

コメント

ごめん~トラックバックってやり方わかんないの。でも、いちおoishiidokushoちゃんの記事で触発されて読んだ本の記事をこっちでかいたので、お知らせ(?)がてら。
これでいいのか?

http://unicuco.blog54.fc2.com/blog-entry-111.html

2006年04月19日 雲丹くう子 URL 編集

雲丹くう子さんへ
わぁ読んだのですね(*^^)v
ほんと悟くん…不憫ですよね(>_<)
馴染みある町ってうらやましいですねぇ
「いたづら小僧日記」チェックしまっす!

2006年04月17日 oishiidokusho URL 編集

さっそく昨日、宇野千代氏の
『おはん』と短編集など、
図書館から借りてきまちた。
んで今朝、読みました。
むむ~。
加納屋さんは、女心をくすぐる男前な人なんでしょうかね。ワラシはタイプではないけど、どこか所在ない頼り無さがステキングなのかな~。

おはんもおかよも同性として共感する部分はあったけど、とにかく悟坊が不憫でなりませなんだ。

馴染みのある町の名前が出たりで、
あらためて別の感慨もある作品でした。

昔作品で自分語り的な小説で
オススメなのは、佐々木邦の
「いたづら小僧日記」です。

2006年04月14日 雲丹くう子 URL 編集

雲丹くう子さん
コメントありがとうございます!
似てる読書してるみたいですね(^_-)-☆情報交換しましょー
旦那様との仲良しブログ拝見しました!また遊びに行きますね。

2006年04月13日 oishiidokusho URL 編集

宇野千代氏の生家の近くがワラシの故郷です。でも、まじめに彼女の作品を読んだことがないような。
おはんも流し読みだったです。。。
大人になった今こそもう一回読んでみようと、思っちゃいました。

2006年04月12日 雲丹くう子 URL 編集

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