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ハードボイルド・エッグ/荻原浩/双葉社

ユーモアと愛情があふれてます度★★★★★

マーロウじゃなくたっていいじゃない!
なめてかかったら泣かされます(T_T)


ハードボイルド・エッグ 双葉社
荻原 浩 (著)

最初に読んだ荻原先生の作品は『明日の記憶』。打ちのめされたなぁ。
『神様からのひと言』で元気でて、『オロロ畑でつかまえて』で笑わされて、『なかよし小鳩組』で泣き笑い。
今回は爆笑してほろりとする、
すごくかわいいハードボイルド作品だった。
何から読んでもきっとわたしは荻原さんに惚れてしまったのだと思う(*^_^*)

主人公最上俊平は、フィリップ・マーロウのようなクールな探偵になることを決め、脱サラして事務所を開く。それなのに仕事の依頼はマーロウとは違ってペット探しばかり。
本人はクールなイメージを死守したいから、憧れのマーロウのキザなセリフを多用する。だから周囲には変な便利屋さんみたいに扱われて本人は不満気なのである(^-^)マーロウの渋いセリフがまったくはまらない間抜けな探偵さんだから
滑稽で愛しい(^_-)-☆



おまけにとんでもない婆さんを秘書に雇うはめになる。彼女がすごくいいんです!
彼が待ち焦がれていたようなダイナマイトボディの秘書というイメージからはかけ離れていて、やって来たのはよぼよぼの片桐綾婆さん。
この婆さんを秘書にすることになった時、わたしはてっきり、意外や意外役に立つ秘書っぷりを発揮して、若い子じゃなくてよかった!って思うのだとばっかり思っていたけど、これまた、ただのお婆ちゃんだった\(^^;)たまにはなかなか鋭い知恵を出してくるが、ほとんど足手まといになっている。

しかし、中盤からこのふたりの会話がどんどんほのぼのしてきて、長年助け合ってきた相棒のようになってくる。
こんな凸凹コンビだからこそ、ミステリーのおどろおどろしさが薄れて愛情あふれる作品に仕上がったんだろうなぁ。

さて、最上俊平はといえば、ペット探しだけじゃなくて、もっとマーロウのように探偵らしく難解な事件を依頼されたいと常々思っている。そしてなんと、待ちに待った殺人事件!に出くわす(>_<)これも、やはり動物がらみの事件の匂いがするので、本領発揮!となるはずなのだが…。
動物の薀蓄がところどころ散りばめられていて、なかなか楽しめます♪犬は賢くて忠実だなぁ(^-^)

最上俊平は数々のドジを踏み危険な目に遭うのだけれど、綾婆さんや情報通であるホームレスのゲンさんなどの力を借りて真相に近づいてゆく。
その結末は私の想像とは違ったのだけれど、常に笑わされてしまっているからか、驚きというよりは、こう来ちゃうのか!と妙に心配になった。迫真の決闘シーンも用意されている…相手は必ずしも人間って訳でもないのだけど(*^^)v
犯人は誰か?動機は?最上と綾は無事なのか?…

泣けるって言うから読んだのに、とか、ハードボイルドものかと思ったのに(そう思って買ってしまった人はたぶんすぐ読むのを止めてると思いますが(^^;))なんだよーコミカルじゃん!って思っても、
止めないで是非是非最後まで見届けてください!!
涙があふれます(;_;)
わたしは不覚にも電車の中で泣いてしまい、車両を移りました\(^^;)
ドジでお茶目で心優しい探偵さんの小説をお探しの方に最適でっす☆

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2006年03月28日 荻原浩 トラックバック(0) コメント(6)

コメント

雲丹くう子さんへ
『コールドゲーム』『噂』で読むと、恐さ倍増です!とてもオロロ書いた人の作品とは思えません…
『家族芝居』ばーちゃん絡みなんですね。読んでみまっす!

2006年04月24日 oishiidokusho URL 編集

やほー。
荻原氏の『コールドゲーム』と『噂』を一昨日図書館から借りてきて、これから読む所だす。今日は佐川光晴氏の『家族芝居』を読みました。なかなか良かったよ。なんつーか、これもバーさん絡みの、考えさせられる反面、さらっと読める話でしたぜ。

2006年04月23日 雲丹くう子 URL 編集

わぁうれしい!
荻原ファン増えたかなぁ。
綾ばあちゃんには、わたしも憧れますね~
TBできましたよね??
なんとなぁく分かったのですが…

2006年04月23日 oishiidokusho URL 編集

これ、良かった。
片桐綾さんみたいなばーちゃんに
なりたいと思っちゃった。

ぶかっこなハードボイルドの
ぶかっこな生き方って
案外みんな憧れるんだと思うよ。

マーロウはカッコよすぎだからね。

2006年04月22日 雲丹くう子 URL 編集

す~さんコメントありがとうございます。
新作のタイトルもこれまた惹かれますね!!!
また遊びに来てください(*^^)

2006年04月10日 oishiidokusho URL 編集

面白かったですね。
最後ほろっとさせられましたが・・・。

荻原浩
最新作「ママの狙撃銃」もかなり面白いのでぜひ読んでみてください。

2006年04月09日 す~さん URL 編集

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