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グッドラックららばい/平安寿子/講談社文庫

ホームドラマ度★☆☆☆☆

 
グッドラックららばい    講談社文庫
平 安寿子 (著)

ストーリーは、母親の家出から始まる。
しかし、それを騒ぎ立てない父親と、
まったく関心のない長女、 怒りまくる次女。
他に、この片岡一家を取り巻く親戚やお節介な人々が登場する。


父親は、母親に、
「心配しないで、離婚したいとかではないから」と、
言い残された通り、探さず、慌てず、静観する。
長女は母親に出て行かれても、
いやにあっさりして周囲の騒々しさをせせら笑っている。
次女は母親が家出した家という不祥事を悟られないように、
自分の面子を第一に気にしている。
そして、当の母親は突拍子もない放浪を続け、
好き勝手によろしくやっている☆

次女が面子を気にしているあたりは、
親というものを忌々しく思う時期であれば、理解できないこともない。
しかし、母親の安否を気遣いもせず、 自分のことしか考えない家族で、
人間らしさがいまいち伝わらなかった。
母親や女房がいなくても、成長し一人でも生活していくし、
家族は揃わなくても、一緒に生活しなくても、人生捨てたもんじゃない。
それは分かるし、 きっとそういうことを言いたかった本なのだと、
最後の章で理解はしたが、わたしは釈然としなかった(×_×;)

真面目に生きるのはつまらない。
割り切って、自分の思うように好き勝手すればいいじゃない。
人の気持ちはさて置いて、自分の信念を突き通せばいいじゃない。
片岡家はそんな生き方をしているタイプばかり。
ここまで奇を衒った性格にしなくてもいいのではないか。
もちろん小説だからいいのかもしれないが、
印象に残るなにかを、この本からは見つけられなかった。
ただただ読み終えた感じがする。

読んでいて痛快で、 片岡家を二十年も追っている大作なのに、
ごちゃごちゃせずストーリー展開も巧みで読ませる。
なのになんでこんな矛盾した気持ちになるのか。

それはたぶん、
惚れ込める登場人物がいなかったからなのだろう。
残念だったなぁ…(‥;)


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2006年02月01日 平安寿子 トラックバック(0) コメント(0)

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