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P.I.P.プリズナー・イン・プノンペン/沢井鯨/小学館文庫

こわい・つらい・かなしい度★★★★★

イザワ!!がんばれ(>_<)

 P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン    小学館文庫
沢井 鯨 (著)

作者は実際にプノンペンで無実の罪にとわれ半年に及ぶ獄中生活を体験している。
その体験が元になったデビュー作。
とにかくパワーがあって、文体構成の良し悪し関係なく読ませる迫力があった。
睡眠時間削ってでも読みたくなる本!


主人公のイザワは、 信頼する人間に悉く騙されてしまう。ただ騙されるのではなく、人生をすべて棒にふってしまうレベルの騙され方。現在のカンボジアを作り上げた歴史を知り、 その過酷さ故のカンボジア人の生き残り方を理解する。

イザワは自分の愚かさに悔いるが後の祭り。その国の歴史を知らずして、 真の国民性は分からない。死んだほうがましの地獄の監獄生活が始まる。

 「カンボジア人は誰も信用するな」 と言った側からそのカンボジア人に全財産を奪われる。もう何もなくなっちゃうのに。 そんなイザワを見てるのは辛かった・・・

唯一の心のより所である美しいタオ。このふたりの行方はどうなるのか・・・

小説としては、 話しがあっちゃこっちゃ行ってしまうので、少し読みにくいかも知れない。
でもポルポト時代の詳細な残虐さや 貧困と混乱から形成された国民性が 生々しく描かれている。 それにしても スワイパーや「京都」での男の会話は苦痛で仕方なかった。

限界まで追い詰められたイザワが どう切り抜けるか?
興奮しまっす!


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2005年11月02日 沢井鯨 トラックバック(0) コメント(0)

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