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パウル・クレー展/大丸ミュージアム

優しい気持ちになれる度★★★★★

ダントツのひと目惚れは『喪に服して』

20世紀を代表する抽象画家クレー。
スイスで大規模なパウル・クレー・センターが昨年開館したのを記念する展覧会。テーマはクレー芸術を特徴づける「線と色彩」。


クレーART BOX―線と色彩
日本パウルクレー協会 (編集)


『ニーゼン』という作品を本でみた時に、あまりにかわいい淡い色使いで、童話の世界に入り込んだようなすごく幸せな気持ちになった。
ニーゼンはないけれど他のクレーの作品が観れるならばと、いざ東京駅へ。

パウル・クレー・センター所蔵のクレー作品が、日本初公開を含む60点あまり展示されていた。
デパートの展覧会はあまり行ったことがないのだけど、天井が低く狭いスペースなので、順路が分かりずらかった。でも好きな絵にすぐに戻れるっていう利点が魅力。

ダントツのひと目惚れは『喪に服して』
縦横の線でタイルのような背景があって、様々な淡い色が中心からひろがる。
そこにうつむいた女性が1本の線で丸く優しく描かれている。
深い深い哀しみを感じさせるのに、なぜか絶望という気持ちがしない。
死を悼む彼女の、静かな悲嘆が伝わってくる一方で、「何も心配しなくていいんだよ」と、彼女が何かに守られているように見えて安心する。
すごく温かい印象で、タイトルからは想像できないほど安らぐ素晴らしい絵だった。数日後見た夢の中で、わたしはこの絵を買っていた\(^^;)…欲しいなぁ…

線画から、色鮮やかな作品を発表していくのはチュニジア旅行以降だと言う。この旅行がクレーの素晴らしい色彩の作品を生み出したのか…ほんとよかった。

もうひとつどうしても気になったのは『別れ』という晩年の作品。墨で描かれていて、お地蔵さん?のようにも見えるシンプルな人物が、斜め下をうつろな表情でみつめている。何か訴えている感じがして、妙に気になって何度も戻ってしまった。

晩年は、クレーの作品とは思えないような、赤と黒でめんどりを描いた一見おどろおどろしい作品だったり、
「ボール乗りに興じる子」(バランスボールに乗ってるみたいだった(*^^)v)「おませな天使」「旧約聖書の天使」など、線だけで表現し、観るものにほほえみを与えるような代表作も描いていた。
死を感じたクレーだからこそ様々な表情を見せる作品を残せたのだろうか。

とにかく穏やかになれる絵が多くて、すごく心地よい楽しい鑑賞だった☆


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2006年02月28日 美術館・動物園・水族館 トラックバック(0) コメント(0)

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