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プーシキン美術館展/東京都美術館

「金魚」満足度★★★★★

ため息でます (。・_・。)


アンリ・マティス ニュー・ベーシック・アート・シリーズ
フォルクマール エッサース (著), Volkmar Essers (原著)

詩人・劇作家であるプーシキンの没後100年を記念して モスクワ美術館をプーシキン美術館と改名した。収集家として世界的に名高いシチューキンとモロゾフのコレクション。まだ無名のまったく評価されていなかったマティスやピカソなどを買い集めていたという、素晴らしい審美眼である。


19世紀末から20世紀初期のロシアは激動の時代背景があり、 2人のコレクションは政府により国有化され没収されてしまう。 自分のためではなく、祖国と国民に残すために収集したのだから良いのだ、とシチューキンは語ったという。

今回の見どころは、 40年ぶりに日本へやって来たマティスの傑作「金魚」、 ピカソの初期の作品「アルルカンと女友達」 モネの「白い睡蓮」、 ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」、 ゴーギャンの「彼女の名前はヴァイルマティといった」 他多数。

個人的には、 ゴッホの「刑務所の中庭」と カリエールの「母の接吻」が印象に残った。
「刑務所の中庭」は版画作品の模写で、ゴッホの精神状態を表した作品と評する人が多いと聞く。 題材の重苦しさもひしひしと伝わるが、囚人の造作、光の描き方、 特に金髪の囚人の滲み出てくる表情にドキドキさせられる。
「母の接吻」は優しく繊細で愛が満ち溢れていて、色使いは控えめなのにとても明るく慈愛を感じさせる。 版画ルームは期待してなかったけど、どれも迫力があってすばらしかった。
全体を眺めていると、ロートレックの「騎手」は色鮮やかで躍動感があって目を引く。

シチューキンは自宅にマティスルーム(!)を作っていたのだが、 その贅沢な部屋を再現する形で「金魚」も展示されていた。 色鮮やかでとても美しく、幸せな気持ちになれる空間だった。 幾度となく雑誌や書籍で「金魚」を観てきたが、 そうかこんなに大きかったのか、とか、こんなに優しくかつ力強さを感じる色使いだったのか、と改めて圧倒された。 混雑も気にならないくらい、マティスルームは和やかな雰囲気だった。

プーシキンは1月から大阪に移動するらしい。 マティスなんか一生手元に置けないのだから、 せめて大阪にもう1回観に行くくらいの余裕ある生活を目指すか・・・ と思ったのであります。

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2005年12月19日 美術館・動物園・水族館 トラックバック(0) コメント(0)

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