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あかんべえ〈下〉/宮部みゆき/新潮文庫

あかんべえ度★★★☆☆

あなたにはどんな幽霊が見えますか?
わたしは…とりあえずおみつさんが見えないといいな…(>_<)

あかんべえ〈下〉
あかんべえ〈下〉
宮部みゆき(著) 新潮文庫

料理屋「ふね屋」のひとり娘、おりん12歳を取り巻く幽霊たちのお話し。
「ふね屋」に幽霊が集まっているのは、どうやら「ふね屋」が建つ前にあったお寺に関係しているらしい。
おりんは、お父さんお母さんが営む「ふね屋」が繁盛することをけな気に応援しているのに、幽霊が出るという噂がたってしまって困っている。それにおりんは幽霊たち「お化けさん」と友だちになっているし。。。
いろいろ悩みながらも、彼らが成仏できるように、小さな頭を悩ませるのだが。

下巻は、ドタバタしてきたって印象。
上巻のおりんの疑問「どうして幽霊が見える人と見えない人がいるのか」が、徐々に解けていく。
なぜだと思いますか?
ネタバレになると思うから言えないけど、わたしは実際はそういう理由ではないんじゃないかなぁとは思ったりした。でもこのお話しの中ではとっても効果があって、面白かった。
それほど衝撃的なお話しじゃないんだけど、細かい疑問が解けてすっきりするし、意外な真実も飛び出す!

それにしても、これお芝居にしたらなんか楽しそう。
幽霊が集まって、見える人が怖がりながらも幽霊としゃべって、見えない人がガクガク震えて腰抜かしながら、聞こえない会話を一生懸命聞いている。
想像するとちょっとワクワクしてきて、なんだかコメディっぽいなぁ。



しかし、上巻で想像してたよりも少しだけドロドロした部分が出てくる。
今も昔も、人間は似たようなあやまちを犯しているな。。。ある殺人者が出てくるけど、これまた現代でも同じような事件がありそう。狂気を感じて迫力あった。
そして、宮部さんの作品だなぁと思ったのは、わるいことをした人も、なんとなくきれいに救われていく。ファンタジーと考えればいいけれど、人間の悪をすべて取り去ることはできないだろうし、ちょっぴりきれいごとに感じたな。

それでも、あっと言う間に読み終わったし、ラストは人情のオンパレードで、涙を誘うほどじゃないにしても、読み応えのある幽霊たちの戦いが見れた。

幽霊はいると思いますか?
お化けさんが家にいたら、怖がらずおしゃべりできますか?
実際こんなことになったらと思うと、とてもじゃないけど。。。怖くて怖くて…。
それでもなんとなく、玄之介やおみつさんやお梅や笑い坊に会いたいなと思わせるのは、怖さよりも、優しさ、強さ、潔さを持った魅力的なお化けさんたちだから。

わたしが1番気になるのは、もちろん「ふね屋」一家のその後だけど、長坂屋の主水助一家がどうなっていくか、そっちの物語が面白くなっていきそう!


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2007年03月15日 宮部みゆき トラックバック(0) コメント(0)

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