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東京物語/奥田英朗/集英社文庫

久雄の振りみてわが振りなおせ度★★★☆☆

なんとかがんばってる人、好きです。って感じ♪
奥田さんの自伝風!?世代は違うけど、まあまあわかったから楽しめた。

東京物語
東京物語
奥田英朗(著) 集英社文庫

1980年→1978年→1979年→1981年→1985年→1989年の田村久雄君のお話。

1980年、久雄は21歳。
家庭の事情で大学を中退し、小さな広告代理店「新広社」で働いている。
あらゆる雑用をこなしつつもコピーライターとして、朝も夜もない生活をしている。

俺、がんばってる、って感じで、ちょっと天狗になってきている若造。
その生意気さがよく伝わってきて、久雄が調子に乗ってると少しだけ意地悪な思いになる。久雄ったらもしかして大失敗してすごいことになったりするんじゃないか…とか。
でも結局のところ、よくいるタイプのいい子で、ある程度真っ当な考え方をしてる。だから、どんどん子どもを心配するお母さんのような気持ちになった。
ちゃんとごはん食べなさい。働きすぎだよ。お嫁さんもらいなさい、と。

ひそかに音楽評論家になりたいと夢を持っている久雄。上京して後楽園球場で出会ったおっちゃんとの会話が印象的だった。
「…若いもんは舞台に上がるんだ…」
それができれば苦労しない、って思うけど、酔っ払いのおっちゃんの気持ち、なんかよかった。



読み終わって考えると、久雄はほんとに普通の男の子。
お金もそこそこ稼いで恋もする。学生時代の恋はちょっとホロッときた(^^)
会社の仲間とも学生時代の友だちともそれなりにうまくやっている。若いうちから夢を持って東京進出して、大学を中退したり、稼ぐぞと意気込んでも色々うまくいかなくなることもあって苦労はしてるんだけど、特筆するほどの事件があるわけでもない。

でもなんだか、こうやって文章で久雄の人生を追っていくと、細かいところで「久雄みたいにしないように気をつけよう」とか「久雄みたいな考え方いいなぁ」と思わされるから不思議。
自分の人生はドラマがなくてつまんないなと思ってる人、もちろん私も。きっと、久雄のようにありきたりな毎日でも、他の人が見たら意外とドラマチックと思うことがあるのかも?

これって奥田さんの自伝みたいなもんなのかな。。。
今40代後半くらいで10代に上京して苦労した人なんかには、たまらない内容なのかもしれない。あと名古屋出身の人も。キャンディーズ解散やら、ジョン・レノンの死に衝撃を受けた世代は自分を重ねられるから少しうらやましかった。
わたしは映画館に『ブラック・レイン』を観に行って、松田優作かっこいいぃぃぃぃぃって身悶えしたから、久雄の気持ちがわかるとこもまあまああった。

松田優作と言えば、『ハゲタカ』みてる人いますか?龍平くん、お父さんに表情似てきた。いろんな俳優さん出てるけど彼の存在感は圧倒的。あの目で見つめられたら。。。ゾクゾクしちゃう。
あと4回あるからまだ見てない方は龍平くんの表情だけでも是非堪能してー!もちろん大好きな大森南朋も最高☆


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2007年02月27日 奥田英朗 トラックバック(1) コメント(0)

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2009年05月10日

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