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世界の終わり、あるいは始まり/歌野晶午/角川文庫

困ったことに、何も書けない…度★★★★☆

主人公すら明かさない方がいい感じ!?

変わった手法なので、まずは読んでみて!としか。。。

世界の終わり、あるいは始まり
世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午(著) 角川文庫

歌野晶午は『葉桜の季節に君を想うということ』しか読んだことがないのだけど、正直ラストとかどんなのだったか忘れてしまった(:_:)確かドキドキしながらあっと言う間に読めたはず。
『世界の終わり、あるいは始まり』は、文庫になってたから買ったのだけど、『葉桜~』より前の作品。
と、どーでもいい紹介になってしまう。。。

まずは、連続誘拐殺人事件が起こる。そして、世界の終わりと始まりが襲ってくる!
最初、ものすごく引き込まれて、こりゃすごい展開になりそうだ!と思った。そして、
中盤で「え・・・」と思う。
終盤で「ふむむ・・・」が続々。
という感じ。
このままで終わるとちょっと欲求不満になるかなぁと思ったけど、ラストまで読んだら意外とすっきりした。

…やっぱり、さっぱりな感想だから続きでネタバレすることとします。










↓ネタバレあります!
























基本的には、わたしの大好きな妄想劇場。

ところで雄介は、犯人なのでしょうか?
わたしは、実はお父さんの考えすぎだったというオチなのかと思って勝手に安心して読んでいたけど、結局わからずじまいで終わってしまった。
それでも消化不良という気もしないし、こういう終わり方でよかったと思う。
富樫家は、普通の平和な家庭、と思ったら崩壊している家庭だった。これくらいのコミュニケーションのとれていない親子は、結構いっぱいいるだろう。

自分の息子が連続殺人犯だったら?
息子の部屋で殺人者の決め手となる物を発見したとしたら?
あなたならどうしますか?

この本を読んだお父さんお母さんは、それはそれはつらい気持ちになったと思う。自分の子供を信じられないという、そんな当然と思われることがまったくできない状況を突きつけられるのだから。

わたしは結婚もしていないし子どももいないから、もし自分が殺人犯だったとしたら、自分の親はどうするだろう?という仮定しか思い浮かばないけど。
雄介のお父さんである修の妄想が、あまりにリアルで、思わずそんなとんでもない想像までしてしまいそうになる。怖いな・・・。

修の妄想は延々と続くから、かなり肩透かしなんだけど、今度こそそろそろ真実か!?と毎回思ったりして、意外と楽しくなってくる。

家族を守るために必死になっている修だけど、結局は、自分を守ることを1番に考えだす。なんだか人間の弱さをさらけ出されてうつむきがちになってしまった。
少年法や少年犯罪を描いた社会派小説であるが、身の破滅の寸前に、人間はいかに追い詰められていくのか、というこの部分がわたしの中では大きく考えさせられた。気分の悪くなる本だ。

妄想で進む小説はあるけれど、わたしが読んだもので思い出せるのは、だいたいコメディ。妄想しても許されるし誰でもそれくらいしちゃう範囲のものって感じ。
この本に関しては、そんな笑える要素がない。修の狂気が徐々に小説ということを忘れてしまいそうになるほど、緊迫感で張り詰める。
妄想すら許されない家族の秘密。
わたしには耐えられない状況だな。

確かに斬新な手法。ビクビク冷や冷やしながら読み終えた。


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2006年12月26日 歌野晶午 トラックバック(1) コメント(1)

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