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研究会能組/観世能楽堂

上級者の方は恥ずかしいので読まないで下さい度★★★★★

初観能で寝ない人はどのくらいいるのかな…(^^;)

それにしても不思議な空間で、貴重な体験だった。

観世 Kanze HP

先日、能面作家の方と知り合いになりました。
わたしはいままで、能や、ましてや能面というものに、接する機会がなく、もっといろいろお聞きしたいなと思ったのだけれど、あまりに知らない分野で、何を聞いていいかすらわからない、というさみしい状況…。それでもとても楽しい時間を過ごさせていただきました。そしてその1週間後、なんと今回のチケットをくださいました。こういう機会を与えていただいて感謝しています。ありがとうございます。

それにしても、興味深々ではあるけれど、まったく知らないわたし。
周りに能を知ってる人もいないよなぁ…と思ったら、やっぱりいた!会社の何でも知ってるリスペクトKさん。さすが!!昔、はまった時期があったのだそう。作法など気にしなくていいというし、狂言が合い間にあるとのこと。野村萬斎が好きで観てみたいと思っていたけどチケットがまったくとれなかった(T_T)し、やっぱり観てみたいと想いを強くした。
それでもあまり時間もなく、案の定勉強不足のまま、初観能へ!!

200612242334000.jpg



詳しい方には呆れられるのを覚悟の上で、思ったままを…。

まず足を踏み入れると、舞台が目に飛び込んでくる。テレビで観たことある!
正面には松の絵が描かれていて、左の方に五色の布がかかっている。あの布があげられて役者さんが出てくるんだな、それぐらいはわかったから正面のいい席を確保!

だけど、まず失敗したなと思ったのは、2時間くらいだと思っていたこと。なんと、5時半から9時くらいまでという。
やばい、お腹減っちゃう!周りを見渡すと、おじちゃんおばちゃんおじいちゃんおばあちゃん、みんなロビーの椅子に静かに腰掛けてお弁当を食べている。さすが落着いている。
着物きてる人もいて、「あら先生!」とか呼ばれてる人も、なんだか余裕な感じ。どことなくみんなお金持ちな感じがしてちょっとさみしくなるが、気にしないことにする。
「外に出てもいいですか?」ともぎりの方に聞くと、半券見せれば出ていいというのでローソンでお茶とおにぎりを買って戻る。すると、「おかえりなさい」と言われた。なんかちょっと一員になれた気がして照れる。メイド喫茶の「おかえりなさい」とは違うな…。
休憩はあるらしいけど10分だけみたいだから、トイレも行っておかなければ、と。結構広くてたくさんある。年齢層高いだろうし、これぐらい必要だな、と納得。
探検していたら、二階にレストランがあった。しくじった。せっかくならここで食べればよかったなぁ…。さっき、おばちゃんが「そしたら二階で食べます?」と話し合っていたのはこれだったか。てっきり二階でお弁当をひろげるんだとばっかり思った。
外人さんもちらほら。そうだ「能楽はユネスコ第一回世界無形遺産に認定されています」だもん。楽しみだ(*^^)
いざNoh!

こんなこと言ってごめんなさい。とにかく、眠かった。。。
それは、つまらないとかいうのじゃ、まったくない。
ただ単に慣れてない上に、意味がわからなかったからかもしれない。。。(言い訳ぽいけど)
入る時に、席取り札と一緒に観能のしおりをもらった。もちろん館内を探検してただけでなく、そのしおりもちゃんと読んだんだけど、意味がね、わからないわけですよ。でも、きっと観たらわかることもあるだろうとたかくくってたら…惨敗だったなぁ。
『遊行柳』の静と『忠信』の動は対称的ということで、説明はあったけど、こんなに静とは思わず…。
隣ではベテラン風なおじいさんが、セリフが書いてあるノートを広げて観能していた。新しい役者さんが出てきたり、能面をつけた役者さんが出てきたり、扇子をひろげたりすると、双眼鏡を取り出してじーっと見つめている。寝てしまったわたしは、そのおじいさんの動作で起きたりする。すると、まだノートのページが捲ってなくて「あ、まだまだあるんだな…(>_<)」と思ったりしてたわけで…。だめだめだった。でもまあ、たくさん寝てる人いたから少しだけ安心。
会社のKさんが教えてくださったのだけど、人気のある演目とか調べていけばもっと分かりやすくて楽しめるかもしれないよ、とのこと。次は演目チェックして行こう。

それでも、最初の能『遊行柳』が、眠くなっただけ。
能と能の間の狂言『鐘の音』なんかは、楽しくて笑ったしすごく分かりやすくて、これからも観にいきたいと思った。(これだけでも大収穫だと思うことにした。)仕舞もかっこよくて唄の意味はわからないけど和やかな気分になった。
最後の能『忠信』は、チャンバラがあって3通りの死に方が観られるということで、その様子も理解できた。とにかく動きも大きくて、観ていて盛り上がりの部分がわかったからラストはとっても楽しかった。

囃子に用いられる笛、小鼓、大鼓、太鼓の音は、すごい存在感で思わず唸った。笛を吹く前に力を入れて身体が震える感じなんか、たまらなくて鳥肌たった。甲高く突き抜けるような強烈な音色。小鼓、大鼓、太鼓を演奏しながらの掛け声や地謡も軽快に響き渡る。神妙な気分になった。

ひとつ面白かったというか、ちょっと身近に感じることができたのが、小道具。舞台の上に、場面転換とかでなのか、小道具が用意されるのけど、それが、思いっきり手作りって感じだった。普通のお芝居と変わらないなぁと思った。
役者さんの着物の乱れや能面のズレを整える人も舞台に待機していて、ササッと出てくる様子もなんだか手作業という感じがして面白かった。

観終わったあと能Wikipediaを見たら、わたしはこの日、能・狂言・仕舞・能と観れて、どうやらフルコースだったみたいでしあわせ気分。
チケットをくださった能面作家の方にお礼のメールをさせていただいたところ、
「これを機に、能に限らず日本の気候風土と歴史に培われたものに、若い方にその素晴らしさを知って興味を持って頂きたいと願っております。」
とお返事をいただいた。
ほんと、たまにはこういう空間に身を任せるのもいいかもしれない。
これ読んだわたしの友だちで興味でた人がいたら、一緒に行ってみようか?(*^^)
これから勉強するし、同じ失敗はしないからさぁ!


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2006年12月25日 観劇・観戦・イベント トラックバック(0) コメント(2)

コメント

庵主さん、はじめまして!
仕事が急に忙しくなってしまって、お返事が遅くなってしまって本当に申し訳ありません!コメントをいただき有難うございます。

それにしても…ほんとにお恥ずかしい(^^;)
しかし、あまりに素直に思ったことを書いてしまったので、庵主さんのような上級者の方からのお心遣いいただいた優しいコメントは本当に嬉しかったです!!!
特に最近バタバタしていたので、また時間を作って、能楽堂のあの不思議な空間に身を委ねたいなぁと思っています。
庵主さんのブログ拝見させていただきました。
日本の伝統文化には興味はあるものの、知らないことが山ほどあるので、とっても勉強になります。
また寄らせていただきますので、今後共よろしくお願い致します☆

2007年04月30日 ちゃぴこ URL 編集

はじめまして。庵主と申します。上級者ではないかもしれませんが、20年ほど能にはまっています…。
「初観能日記」大変興味深く、また自分自身はじめて能を見た時の記憶とダブらせ、とてもなつかしく思いコメントさせていただきました。
日本の伝統文化は、知れば知るほど「どんどん面白く、世界が深く広く高く」なっていくものばかりです。はじめてご覧になったにしては、後見、お囃子、仕舞まで、実に丁寧に見て、的確に感想を書いていらっしゃるので、自分とひきくらべ感性の豊かさに感心してしまいました。ちゃぴこさんは、おそらく"能狂言"に対して、とても高い受容性をお持ちだと思われます。この世界にひきずりこもうというものでは決してありませんが、機会があれば、またぜひ能楽堂にお運びください。またいろいろと新しい驚きを発見できると思います。

2007年04月02日 庵主 URL 編集

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