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ショートソング/枡野浩一/集英社文庫

短歌が熱いっ度★★★★★

あなたは、伊賀と国友どっちが好きですか?
贅沢を言えば、国友で幸せなのに伊賀に逢いたいってとこでしょうか。
人気歌人、初の長編小説(文庫オリジナル作品)クドカンの短歌も笑える!
枡野浩一公式サイト

ショートソング
ショートソング
枡野浩一(著) 集英社文庫

あーおもしろかった。
CHERRY BOY国友克夫(19歳)と、PLAYBOY伊賀寛介(25歳)のふたりのお話。
映像化したら、国友はウエンツくんで、伊賀は年が合わないけど阿部ちゃんがいいなぁ。。とか思いながら読んだ。

短歌はむずかしいものではなくもっと身近なものだ、と思わせる。
歌集を出版するのは大変なことだし、売れるとなるとこれまた相当大変だ。
その辺の自費出版の話も出てくるし、歌会の熱さや団体の結びつきや、歌人の伸び悩みなど、架空の短歌結社「ばれん」を通していろいろ想像できてとっても楽しめる。

まさに短歌に興味のない人でも、短歌っていいなって思う作品になるだろう。そして、読み終わったばっかのわたしは、なにかにつけて五七五七七を考えてしまう。楽しい(*^^)

文中にでてくる、短歌は、著者の作品と、実在の歌人の作品を借りているとのこと。巻末にこの引用短歌が掲載されているけど、この数ページを見るだけでも、なんだか笑っちゃったりほろりときたり元気がでたり、面白い短歌がたくさんで楽しめる。
「短歌っていうのは、作者イコール読者イコール評論家だからなあ。小説みたいに、作品を味わうだけの読者なんて、短歌界にはいないんだよ」だそうだ。なるほど奥深い。
短歌ブーム再来か!?

吉祥寺が舞台で、たくさんのカフェがでてくる。ジョージが遊び場しゃべり場の人は、それだけでも楽しめるはず!



国友克夫は、お母さんがカナダ人のハーフで、妹若芽とふたり暮し。サザエさんだな(__)m…
はっとするほどの美男子。だけど、話せるのは日本語だけ。こんなにかっこよくて素材もいいのに服はダサいし、かわいそうな意味のカツオという名前のせいでイタリアに住んでいたときにからかわれて、自分にはとりえがないと思い込んでいる。そんな国友を、素材はいいのに自信がないなんてもったいないと、大学の同じ研究室であこがれの舞子先輩は失望していて、克夫の一方的な恋心は無残に敗れる。
舞子の彼氏は、遊び人の歌人、伊賀寛介。
これは、女なら、やっぱり伊賀が素敵と思ってしまうのは仕方ないかもなぁ。もてもてなのに意外とかわいい情けない部分がたくさん出てくるし♪

国友は、舞子が伊賀にやきもちを焼かせたいがために、歌会に無理やり同席させられる。やったこともない短歌をその場で考え発表させられた。
これが、素人が見ても、おー楽しい短歌だ!と思える。
真面目で素直な童貞国友くんに、短歌の才能とハーフの男前を嫉妬してなのか伊賀はからかいまくる。反応が純粋でストレートだから、意地悪したくなっちゃう気持ちがよくわかる。

「ばれん」を率いる、五百田案山子(イオタカカシ)も笑える存在。大事なところで、肩すかしの私情をはさんでくる。ある意味、短歌という世界でもトップの存在というものは、権力を振りかざせるのかもしれない。
案山子師匠が伊賀に言う。
「人は整った顔を好きになるわけじゃないのよ。愛するところなんて、いびつなところに決まってるじゃないの。そんなこともわからないで男やってんの?」
いびつなところを愛する、なるほど。

舞子のラストの決断は、女心の強さとか弱さとかいっぺんにあらわしていて、うまい!と思った。著者は伊賀のようにもてるんだろうなぁ。

いいなぁって思ったのが、
焼きたてのパンを5月の日だまりの中で食べてるようなほほえみ
篠田算
手についた犬の匂いをいつまでも嗅いで眠りたいそんな雨です
柳澤真実
チッって思ったのになんか残ってんのが、
それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は
佐々木あらら
恐いけど笑えるのが、
今すぐにキャラメルコーン買ってきて そうじゃなければ妻と別れて
佐藤真由美
あ、なんか好き♪なのは、
最後までいかずに眠る僕たちのつながっている部分いくつか
枡野浩一

短歌界の評価はわかんないけど、まだまだたくさん素敵な短歌がでてきたo(^^o)

こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう
枡野浩一
んだな!しょーがない!がんばりましょー


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2006年12月05日 枡野浩一 トラックバック(0) コメント(2)

コメント

sちゃん、コメントありがとう☆
松潤か伊勢谷くんね、なるほどね~。

「案山子の言葉にも深く同感」
ぷぷぷ。
sも大人になったもんだなぁ(^0^)

たまには青春ものもいいよね!

伝言版にしてして!
懐かしいよねぇ♪

2006年12月16日 ちゃぴこ URL 編集

改めまして‥こんにちは。

面白かったし読みやすかったよ。
私は克夫=ウエンツ、先輩=松潤か伊勢谷くんって思ったけど、どうでしょう。
ちなみに私は克夫がいいー。素直が一番!

あと、私はちゃぴこさまとちょっと違って、著者はもててもモヤモヤ克夫。みたいなのかな。って思った。

それにしてもど真ん中青春だったね。枡野好きとしては意外。
青春モノは避けていたので、ちょっと不意打ちだったかも。
前情報なしで読むのも面白いもんだ。

そして案山子の言葉にも深く同感。
私も大人になったのかしら~。

コメント欄におぎちゃんがいるのでびっくり!
おぎちゃーん!同級生のsです。覚えてるかな。下の名前がちょっと変わってるsです。思い出して~。
おぎちゃんのブログも勝手に覗かせていただきます。

(ちゃぴこさま、伝言板代わりにしてすみません。)

2006年12月15日 s URL 編集

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