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さよならバースディ/荻原浩/集英社

ホホゥホホホゥ度★★★★★
なんかこうやって書くと、遠藤のホホホイみたいだな…

君たち、未知を知ろうとする心を忘れてはいけないよ
バースディかわいいぃぃ(*^^)/

さよならバースディ
さよならバースディ
荻原浩(著) 集英社

『ばー すき れずん すき すき』
レーズンバター大好物のバースディは、ボノボ。
「別名ピグミーチンパンジー。その名のとおり外見はチンパンジーに酷似しているが、チンパンジーと同等かそれ以上の知能を持ち、性格もはるかに温和だ。」
なのだそうだが、このバースディがかわいくってねぇ。
ボノボを見たことないし、早速検索。
京都大学霊長類研究所のホームページ(霊長類の写真館サイコー)で、写真が見れた。バースディはほっそりしてんだなぁ。

今回は、どたばたするような喜劇は見当たらない。
大好きな荻原先生のスマートユーモアはなかったけど、ミステリの中にぐっとくるヒューマンドラマがあるし、先生の優しさが随所に出てる作品でとてもよかった。
それにミステリっていっても、バースディがおちゃめでシリアス度が緩和される感じ。

主役は東京霊長類研究センターの田中真。
これがまた真面目でうじうじしてて、最初はあまり好きなタイプじゃないかなと思ってたら、そのうちに、さすが研究者!って素敵な熱さを見せてくれるし、やっぱり愛する女を想う男っていいな!っていうシーンがたくさんでてきて、結局、好きになってた(^^;)
センターでの真の肩書きは助手なんだけど、バースディプロジェクトを立ち上げた安達助教授の死後、プロジェクトを引き継ぎ、今は責任者ということになっている。安達先生は、1年前に飼育舎のバースディの部屋の前で自殺してしまった。真や身近なスタッフは、遺書も見つからないし、安達先生が自殺したとは思えずいまだ死を受け入れられないでいる。

そして、学生スタッフとしてプログラムを研究している理学部の由紀が、真の恋人。
最初から由紀は、なんとなくネックになる人なんだろうなってにおいがぷんぷんしてると思ってたから、、、中盤の意外な展開に思わずびっくりして涙が出た。

敬愛する安達先生の言葉、
君たち、未知を知ろうとする心を忘れてはいけないよ
真は守ることができるのか。

それと、由紀の秘密の場所のツリーみたいなぁ。
実際にある場所なのだろうか。
クリスマスの日のデートで、真は由紀に言われるままにある山の頂付近に到着する。すると…
「山裾に遮られて暗闇になっていた視界の先に、遠い街の灯が開けた。ちょうど細長い逆三角形。地形がそう見せているのだ。確かにクリスマスツリーだった。」
きゃー♪なんて、ロマンチックなんだ!荻原先生ったら、素敵☆


続きはネタバレあります。









↓ネタバレあります。

帯にも書いてあったし、たぶん言ってもいいと思うんだけど、でもわたしが実は、えーーー(T_T)ってびっくりしてちと涙ぽろりだったので、いちよ何も情報はいってない楽しみにしてる方は読まないでください(=^^=)























由紀が、自殺してしまう。。。
バースディのスタディールームの窓から飛び降りてしまったというのだ。
なんだか真と一緒にびっくりして悲しかったなぁ…
ここでまた、大学院生でこのプロジェクトを手伝っている岡崎が、ひそかに恋する男の切なさをだしてくる。
真と岡崎の行動が、すごく由紀の存在の大きさを感じさせたし、悲しみが伝わってきた。
『まこ め みず』の時は、わたしも『め みず』になった(>_<)

悲しいその日は、真が由紀にプロポーズをした日だった。それなのに直後に自殺をするなんて考えられない。人生で一番素敵な日だったはずなのに。。。真は思い悩む。
由紀が死を選んでしまった理由を知りたいと、その時一緒にいたはずのバースディに教えてもらおうと、研究そっちのけで「会話」しようとする。
バースディだけが知る真実を、真は聞き出すことができるのか!?

由紀は、最初、安達先生みたいに遺書を残していなかった。
しかし、それは、意外な形で真の前に舞い降りる。
バースディを愛するふたりだからこその方法で。なんか泣けて切なくて、愛あふれるいいシーンだったなぁ。

忘れちゃいけない、フリーライターの神田。
これがくせ者で、最初から気になる存在だった。その神田が、真にとって驚きのプロジェクト疑惑情報を伝えてくる。こう来たか!って感じで探偵気分にもなれる。
神田がなかなかいいヤツで、真が救われた気がしてよかった。

そして、真の以外にも、バースディのことを一番に考えている人がいてうれしかった。

タイトルが『さよなら、バースディ』だが、別れはどんな風にやってくるのか。。。(>_<)
しんみりした気分になること間違いなしっ☆


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2006年11月28日 荻原浩 トラックバック(0) コメント(0)

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