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真夜中のマーチ/奥田英朗/集英社文庫

ミタゾウの過集中症?が気になる度★★★★★

美人は得だ。たいていのことが許される(^3^)んだな。
10億円強奪なるか!?スピード感たっぷりの爽快本!

真夜中のマーチ
真夜中のマーチ
奥田英朗(著) 集英社文庫

ヨコケンこと横山健司は、出会い系パーティーを主催したりして、適当に遊んで適当に悪いこともして小銭を稼いでいる。
ある日のパーティー出席者に三田物産の三田総一郎がいた。
あの三田財閥の御曹司!?ヨコケンは、極上のカモを発見して、ヤクザと組んでいつもどおりの悪だくみを決行しようとするんだけど、これがまたとんでもないすっとこどっこいなかわいい男だった。

その先はおもしろいから言えないけど、25歳同士だが音楽も洋服も全く趣味の合わないふたりが、なぜかタッグを組んで10億もの大金をせしめようと計画をたてることになる。
ミタゾウこと三田総一郎は、しびれる頓珍漢っぷりだけど、なかなかのつわもので、意外な能力を発揮する…かもしれない!?

そんなふたりに、これまた25歳のクールな美女、クロチェこと黒川千恵が登場。
ドーベルマンのストロベリーを自在に操り、ヨコケンとミタゾウを翻弄するのだが…。



この3人はそれぞれ悩みや夢を抱えているんだけど、結局手を組むことになり、美術商詐欺のアガリをいただいてしまおうという大胆な完全犯罪をたくらむ。

ミタゾウの、『三田物産の三田総一郎』というこれ以上ない肩書きと、ヨコケンの「ケツ持ちもなしに渋谷でパーティー開いてるわけじゃねえぞ」なんて言っちゃうようなチンピラ人生の情報網と運転技術をフル活用し、意外とうまくいくんじゃないか?と思わせてきて、おもしろいおもしろい♪1日で読んじゃった。

クロチェにいい恰好みせようとするヨコケンの純な気持ちとか、ダサいミタゾウがたまに見せるなかなかの男前っぷりとか、かわいくて若くていいなぁ計画うまくいくといいなぁと思った。
でも、もちろんすんなり成功する訳はない!ヤクザやら謎の中国人やら、あっちこっちから10億円が狙われる!

3人は大金を手にし、それぞれの夢である、クロチェはカフェ経営、ヨコケンは洋服ブランドの立ち上げ、ミタゾウはキリバス共和国に移住…することができるのか???(^-^*)

どんでん返しの連続で、いま誰の手に10億があるのかわかんなくなっちゃって、くらくらした!愉快だったなぁ☆
第一章はヨコケン・第二章はミタゾウ・第三章はクロチェが語って、それぞれの気持ちがわかっておもしろいんだけど、第二章でも第三章でもヨコケンの気持ちが聞きたかったなぁ。なんだか憎めないかわいい奴なんだ♪

それにしても、仲間がいる幸せを意識しだす3人の奇妙でかわいい関係が、若くて将来に希望をもってていいなぁ、ってちょっとしんみりしちゃうセリフも出て来る。

楽に読めて笑えてドキドキできるスラップスティック・コメディ読みたい人におすすめ(^0^)



さっき灰谷健次郎さんが亡くなったってニュースが入った。
わたしの中でたくさん読んだ児童文学は灰谷さんの作品だったから、とてもさみしい。
『兎の眼』『太陽の子』はもちろんのこと、『ろくべえ まってろよ』なんて何度読んだか。『海になみだはいらない』でわくわくして涙が出て、『天の瞳』で倫太郎の成長を楽しみにして。。。いっぱいいい本があるから、まだの人は読んでみるといいだろうなぁ。


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2006年11月23日 奥田英朗 トラックバック(1) コメント(0)

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2009年06月02日

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