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ルソーの見た夢、ルソーに見る夢/世田谷美術館

あれ?遠近法が…!?度★★★☆☆

「絵画はかくまで自由なものなのだ」藤田嗣治
ルソーの素朴さの前には無問題!

↓世田谷美術館HP
ルソーの見た夢、ルソーに見る夢

第1章 ルソーの見た夢 
日本のコレクションに入ったルソー作品
第2章 素朴派たちの夢 
ルソーに続き、素朴派の発掘の端緒を開いた「聖なる心の画家たち」の作品
第3章 ルソーに見る夢 
日本近代の画家・写真家とルソーの関わり
第4部 現代のルソー像 
現代作家とルソーをそれぞれ紹介展示

砧公園内の世田谷美術館。
公園はよく遊びに行ったけど、美術館は中に入ったことがなかった。
「開館20周年を記念した、活動の象徴的な存在ともいえるアンリ・ルソーを正面からとりあげる企画展」
ゆったり観て回るのにちょうどいい広さで、明るくてきれい。
緑の中を歩いてたどり着くからか、穏やかな気持ちで鑑賞した。
ルソーも、今回好きになったヴィヴァンも所蔵してるらしいからまた観に行きたいな。

ルソーは「素人絵描きとして、揶揄と嘲笑にはじまった」らしい。
「無審査を旨とし、近代美術を育む土壌となったアンデパンダン展で、少しずつ画家や評論家たちに注目されるようになります。」とのこと。
「夢と現実が奇妙に混交する独特の世界」
美術教育を受けていない彼だからこそ、感じたまま自由な絵が描けるのかもしれない。



第1章ではアンリ・ルソーの作品が堪能できる。
「20世紀西洋近代美術史の中でも特異な存在であるアンリ・ルソー(1844-1910)。
ピカソ、アポリネール、ドローネーなどがルソーの意図せぬ革新性に強く惹かれ、60歳を越していた老画家を彼らの仲間の一員とみなすようになります。」とのこと。
藤田嗣治は、1914年ピカソのアトリエでルソーの作品を見せられ、「絵画はかくまで自由なものなのだ」と強い衝撃を受けたという。

『熱帯風景、オレンジの森の猿たち』アンリ・ルソー
わたしはルソーについてあまり知らなかったけれど、この絵で、あーこの人だったんだ!と思った。何かで観たことある人多いのではないかな。
このエピソードがこれまた面白い。
近くの植物園に入り浸り、そこにあった植物と手持ちの図鑑で見たサルを組み合わせて描いたという。なんておちゃめなんだろう。本物のジャングルみたいだった☆
オレンジを持ってこちらを見ているサルの愛くるしいこと(*^^)
何度みても飽きない。

『工場のある町』アンリ・ルソー
遠くに小さく描かれている人間が、そんなに丁寧に描かれているわけじゃない。でもやっぱりそんなこと気にならないくらい、すごくのどかであったかい風景。一緒に行った友人は道の構図にひかれてた。のどかで美しい絵だったね。

『フリュマンス・ビッシュの肖像』アンリ・ルソー
なんとなく不思議な印象。人物を描いているのだけど一瞬観たときコミカルな気がした。しっかりした絵なのに微妙にとぼけた感じがして引き込まれた。モデルご本人を見てみたい衝動にかられる。夫を亡くしたガールフレンドをなぐさめるために描いてあげたとのこと。優しいね。

他の作品もこれまたすごいのがあった。遠近法がどう観てもおかしい。
奥にいる動物と手前にいる人間の手が重なってたり、隣に立っているはずの人間の大きさがどう考えても違いすぎたり(^^;)
それでもなんか引き付けられる絵で、自由ってすばらしいなぁと実感。
完璧なものだけが芸術じゃないんだろうなと改めて感じた。

第2章には、素朴派と呼ばれるルソーにつづいた4人の画家たちの作品が並んでいる。
わたしはルイ・ヴィヴァンの作品に心奪われファンになった。
ヴィヴァンの作品は、線がまっすぐじゃなくてゆるい感じもいいし、なんといっても色使いが好き。観てると気持ちが和んでうきうき楽しめる絵ばかりだった。
乗り物と人物の大きさがアンバランスだったり、凱旋門がみょうに小さく見えたり…ルソー同様、「あ…微妙でいいなぁ…」と(^^) 
朝起きてこんな絵を見たら1日楽しい気分になれそう。

第3章では日本近代美術家の作品がたくさん並んでいた。松本竣介の『立てる像』は印象的だった。孤独感、所在無さが伝わってきた。
他も素晴らしい作品がいっぱいでよかったけれど、ルソーのような奔放な感じの作品はなかった。ルソーに憧れ影響されても、画風は変わらないということかな。なんて言ったらいいのかわからないけれど…ルソーの絵の素朴な中にある繊細さと、日本人の丁寧な繊細さとはまた違う気がした。

第4章は、ルソーの作品になんてことすんだ!(^^;)って横尾忠則のアートもあったけど、青木世一のROUSSEAU-KIT「フットボールをする人々」は、迫力あって面白い。一見の価値あり☆

よく知らなくてもじゅうぶん楽しめた。
12月10日(日)までやってます(*^^)

ポストカード♪ヴィヴァン(手前)のが1枚しかなくて残念だったなぁ。
200610311842000.jpg


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2006年10月31日 美術館・動物園・水族館 トラックバック(0) コメント(0)

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