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地下鉄(メトロ)に乗って/篠原哲雄監督

新中野在住の皆さま必見度★★★☆☆

昭和39年の鍋横再現してたよー
ちょっとちゃちいセットだったけど…。

『地下鉄(メトロ)に乗って』公式HP

ここ最近、原作も大好きで楽しみにしてる映画がたくさんある。
夜のピクニック』や、個人的に大絶賛の『椿山課長の七日間』、絶対泣くはずの『手紙』と、この『地下鉄に乗って』だった。
関係ないけど『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』がやってくる☆
あーやっとキャッツに会えるなぁ♪忙しくなるぞぉ(*^^*)

篠原監督好きだし、『張り込み』なんてそれはそれは「むむむ!」と唸らされた。追い詰められる心理描写にゾクゾクさせられる。
ということで、『地下鉄(メトロ)に乗って』は期待してた。
原作は、衝撃というか、読み終わって放心状態になったのを覚えている。。。だのに、ずいぶん前に読んだ本だからいろいろ忘れてしまっているようだった(T_T)
こういうラストだっただろうか?ほのかな感動があったと思うのだけど。みち子の気持ちに納得いかず、悔し涙が出そうになった。
原作で泣いたのはお兄ちゃんのくだりだけだっただろうか。。。
こんなに何回も過去と現在を行き来したんだったっけ…。
やばい再読しなくては(>_<)

ネタバレしてるんだか、しないように書いたらおかしい文章になったのかすら判別できないほど、訳わかんない感想になってしまった。。。
だので、楽しみにしてる方は続きは読まないで下さい!



大沢たかおはあの優しい顔を強面にしたり熱演だったし、堤真一はいつもどおりの淡々とした感じ。常盤貴子の役は難しいのだと思うけど違和感もそんなに感じず。
俳優はよかった。
岡本綾かわいかった。あまり彼女の出演作を観たことがなかったからよく知らなかったけど、白くて細くてくちびるがかわいくてよかった☆
それと、田中泯が登場するとは知らなかった!あっという間に空気が変わったなぁ。映画鑑賞しながら背筋が伸びる感じ。立ち姿がなんともいえずかっこよくて目奪われた!

通勤帰りいつもの地下鉄を使う。地上に出てみるとそこは東京オリンピックの昭和39年だった。タイムスリップしたその日は、堤真一演じる真次の兄の命日。
兄を助けたい、生き返らせたい、その想いで真次は事故を防ごうと必死になり兄を守った。
しかし、現代に戻ると、兄を助けることはできていなかった。不思議な体験をして半信半疑のままだが、真次は過去を変えることはできないのだと知る。

それなのにラストの重要シーンは、過去を変えることができてしまう。矛盾だなぁ…。
ただ、兄の死の真実を知ったときは、涙が出て出て。。。
その悲劇を受け入れる間もなく、今度はみち子(真次の愛人)の母親に会いにいく。
うーん…。親子愛をメインにしたかったのだろうけれど、お兄ちゃんの死が真次にとって1番のしこりだったはず。もうすこし真実を知った後の真次をクローズアップしてほしかった。ちょっとあっさりしている気がしてさみしくなった。

真次は若い頃の父親の元にも何度もタイムスリップする。
『地下鉄に乗って』というタイトルなのにも関わらず、睡眠中にタイムスリップしたりするのもあれ?と思ったりもした。原作もだっけなぁ(^^:)
それでも若い頃の父親が真次と共に一芝居うった部分は、観客を緊迫させてから一気に和ませるシーンで、思わず声出して笑いそうになった。
いいシーンもたくさんある。

妻子がいながら、みち子を愛している真次の罪の意識のなさも、なんだか現実味にかけて、やたら出てくるキスシーンやラブシーンも無意味に思えてしまった。でもいざという時の、みち子を案じる真次の表情や行動には、不条理さも忘れて感激した。

真次はいろんな時代の父親と遭遇する。遡ってばかりではないのに毎回父親は真次のことを覚えてないし。。。でも現代の父親は、若い頃にある男性(現代の真次)に出会ったことで今の自分があるということを漏らす。ってことは同一人物と何度か会っていたことを覚えてたのかな???とまた矛盾を感じてしまった。
でもこんなこと忘れるくらい、親子3人のお墓参りの会話はよかったのだけど。

それと、ラストで愛する人のためにみち子が歴史を変えてしまうこと。その深い深い意味を考えれば納得できる人ももしかしたらいるのかもしれない。わたしはできない。それにしても、そんなことを表現するにはあまりにも短時間だし、みち子がすべてを理解して決意する感情の揺れが唐突すぎてむなしさが残ったような印象だった。

感想としては…ふむむむ。という感じ。

あなたは父になる前の父親を知っていますか?
あなたが生まれる前の母親に会いたいですか?

これが伝えたいテーマだったと考えて観れば、全体的にはいいのかも知れない。でもそう考えるとお兄ちゃんの死をずっと胸に想い生きてきた真次の気持ちが表現できていないような気がして残念。
それに、お父さんが若い頃と父親になった頃とではまったく違う人格のようになっているのも理解できないし。真次の年齢を考えれば時代設定も納得できなかったし。入り込むことができなくて悲しかった。

それでも観終わっていろいろ考えた。
今自分が存在する奇跡について。
そう、今自分が存在するのには、いろんな人の歴史がいろんな人の歴史と絡み合っているからこそなのだ、と。
こんな感じで感傷に浸れる映画だと思う。

映画を観てない方には大変不親切な感想になってしまいました。ちょいちょいネタバレてるような気もします。すみません。
原作を思い出せないわたしが言うのもまったくおかしな話だけど、それでも、こういうような矛盾に首をかしげるような話ではなかった気がする。
地下鉄に乗ることを特別に感じられた、すごくいい本だったはず。
あーーーほんとにもいっかい読んでみなければ!


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2006年10月26日 邦画 トラックバック(0) コメント(0)

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