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ぬしさまへ/畠中恵/新潮文庫

仁吉に思い人がいた!?度★★★★★

妖(あやかし)もうちょっといっぱい出して~
それにしても、若だんなは急に事件解決に役立ってたな…

ぬしさまへ
ぬしさまへ
畠中恵(著) 新潮文庫

長崎屋の若だんな一太郎シリーズ第2弾。
今回は短編になってた。
「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し人」の6編。
わたしの1番は、「空のビードロ」かな。
なんでかはここでは言えないけど、本読みながら「あ…そうだったんだぁ」って安心した。

今回も、全編通して一太郎の、おぼっちゃまならではの無邪気な愛がふんだんにあふれる。
しゃばけ』で気になってた人のその後や、あの人の昔が知りたい、って欲求を満たしてくれた!
たぶん『しゃばけ』を読んで気になってる人物と言えば・・・あの人とあの人でしょう☆
ということで、短編だからこの本から読んでもいいけど、順番だとより楽しめるでしょう(*^^)v


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2007年02月28日 畠中恵 トラックバック(0) コメント(0)

東京物語/奥田英朗/集英社文庫

久雄の振りみてわが振りなおせ度★★★☆☆

なんとかがんばってる人、好きです。って感じ♪
奥田さんの自伝風!?世代は違うけど、まあまあわかったから楽しめた。

東京物語
東京物語
奥田英朗(著) 集英社文庫

1980年→1978年→1979年→1981年→1985年→1989年の田村久雄君のお話。

1980年、久雄は21歳。
家庭の事情で大学を中退し、小さな広告代理店「新広社」で働いている。
あらゆる雑用をこなしつつもコピーライターとして、朝も夜もない生活をしている。

俺、がんばってる、って感じで、ちょっと天狗になってきている若造。
その生意気さがよく伝わってきて、久雄が調子に乗ってると少しだけ意地悪な思いになる。久雄ったらもしかして大失敗してすごいことになったりするんじゃないか…とか。
でも結局のところ、よくいるタイプのいい子で、ある程度真っ当な考え方をしてる。だから、どんどん子どもを心配するお母さんのような気持ちになった。
ちゃんとごはん食べなさい。働きすぎだよ。お嫁さんもらいなさい、と。

ひそかに音楽評論家になりたいと夢を持っている久雄。上京して後楽園球場で出会ったおっちゃんとの会話が印象的だった。
「…若いもんは舞台に上がるんだ…」
それができれば苦労しない、って思うけど、酔っ払いのおっちゃんの気持ち、なんかよかった。


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2007年02月27日 奥田英朗 トラックバック(1) コメント(0)

となり町戦争/渡辺謙作監督

いつの間にか、一線を越える度★★★☆☆

愛媛いいとこなんだなぁ(*^^)
撮影場所が愛媛と聞いていた。行ったことがないからどんな感じだろうと思ったけど、映画に出てくるシーンはどこもすごく美しくて、山登りしたい!川のきれいなとこ行きたい!って思ったりした。

となり町戦争公式サイト

本を読んだときに感じた「実態の無さ」を、映画はさほど感じなかった。
やっぱり活字と映像の差なのかな。。
でも、江口洋介は、想像以上に好演だったし、原田知世(相変わらずかわいい♪)演じる香西さんも、透明感があって一見冷たい印象という原作のイメージを崩さなかった。なかなか良い映画化だったんではないかな。


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2007年02月23日 邦画 トラックバック(0) コメント(0)

図書室の海/恩田陸/新潮文庫

学校の怪談度★★★☆☆

次のサヨコは誰!?
夜ピク』もよろぴく!

図書室の海
図書室の海
恩田陸(著) 新潮文庫

『六番目の小夜子』を読んだのは結構前だったけど、ドキドキしながら読んだ覚えがある。ただの学園ものの怪談ではない。不気味さがじわじわきた。どうやらいまいちって人もいるみたいだけど、わたしはとっても楽しめた。
表題作「図書室の海」が、『六番目の小夜子』の番外編で書き下ろし。またサヨコにひんやり気分にさせられた。

↓このふたつが楽しかった人は、是非読んでみて。
六番目の小夜子 夜のピクニック


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2007年02月21日 恩田陸 トラックバック(0) コメント(0)

太陽の塔/森見登美彦/新潮文庫

ええじゃないかっ!度★★★★★

男汁溢れるストーカー手記
言い訳がましい回りくどさが癖になる。また好きな作家が増えたぞ♪

太陽の塔
太陽の塔
森見登美彦(著) 新潮文庫

モテない男のアホさ加減が、ほんと愛しいなぁ。そして読み進むうちに、学生時代にはまりまくった『行け!稲中卓球部』を思い出さざるを得なかった。

主人公“私”は現在京大農学部休学中の五回生。
“私”が、友人である飾磨(しかま)のことを「我々男たちの思想的指導者」と言ってる点を考慮しても、稲中に例えると、“私”が井沢で飾磨は前野だな。
また、井戸は田中で高藪が田辺で、ちょうどいい。彼らは某体育会系クラブで知り合い絶望のダンスを踊り続ける四人組。
クリスマスを呪い、「鴨川等間隔の法則」に強引に割り込み「哀しみの不規則配列」を作ったりする様は、前野たちの“死ね死ね団”みたいなもんだ。
それにしても読めば読むほど荒んだ生活が滲み出てきて、一体なんの体育会に所属してたんだ!?と首をひねりたくなる。

井沢が神谷と付き合っていたように、“私”にも水尾さんという恋人ができる。もちろん彼らにとって、恋に酔うなどとは愚かしいことであり、裏切り行為もはなはだしい。
しかし、「彼女はあろうことか、この私を袖にしたのである。」ということで、“私”は水尾さんに振られてしまう。
おおかたの人は、失恋したら、なんでうまくいかなかったのかとか考えるかもしれない。そして、その人たちなりのお別れをするのだと思う。
しかし、“私”は「水尾さん研究」と称して、あろうことか、愛自転車「まなみ号」を走らせ、彼女を陰から観察しつけ回す。その異常行動を本人は正当化しまくってるが、
とんでもない。ただのストーカー行為だ。
京大の賢さだと、こんな事にでも屁理屈で乗り切るのだろうか。。。間近で聞いて茶々いれたい気もする。
それにしても明らかな犯罪行為なのに、ここまでくると、本人は真剣なんだろうけどギャグだなぁ。
植村嬢の邪眼にやられてしまえ!

彼女への未練を、素直に認められない哀しい男の話。
ただこれだけなのに、いやほんと、面白かった。


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2007年02月16日 森見登美彦 トラックバック(1) コメント(2)

それでもボクはやってない/周防正行監督

満員電車にご用心度★★★★★

「それボク」観ましたか?(*^^)
周防監督!待ってました♪

『それでもボクはやってない』公式サイト

周防監督が11年ぶりにメガホンをとった。
と聞いて、そんなに経つのかぁと感慨深かった。学生時代『Shall we ダンス?』をみんなで観にいって、すごく楽しかった。11年あっという間だったなぁ。。。
大好きな監督さんだから、久し振りの作品で期待度も★★★★★。

公開して次の週くらいに行ったんだけど、映画館は結構混んでた。
内容なのか?監督ファンか?あ、加瀬亮人気か?
観客は、なんとなくみんな神妙な印象。

痴漢って、すごくつらい思いをした女の人もいっぱいいると思う。
わたしもいちよある。高校生のとき、もそもそ動くのも恥ずかしいし、ああいう時近くの人が助けてくれるといいんだけど、なかなかそういうヒーローもいなかった。
そういえば、まだ今ほど「痴漢は犯罪です」っていう張り紙もなかったかな。結局しばらく違う路線で遠回りして戻ったら遭わなくなった。
あの恐怖は男の人にはやっぱりわからないんじゃないかな。痴女もいるっていうけど、どんくらいいるんだろ…。
電車内は、いろんな鬱屈が蔓延してて油断できない感じ。気をつけてても巻き込まれる身近な犯罪なだけに、いろいろ考えさせられる映画。

パンフレットを読んだら、練りに練った脚本であることが書いてあったし、面白おかしくできる内容ではないけれど、周防監督はちゃんと力の抜けるような笑いの休息も作ってる。何より裁判をしっかり見せてるし、すごい。
あとはキャスティングも最高だった。
加瀬亮は、すばらしいしかわいい♪冴えない男の子役うまかった。あんな冴えるのに。言うことなし☆

周防監督、また何年後かにお待ちしてます☆

続きは、ちょっと映画の内容書いちゃってます。
観てない方は読まない方がよいです。


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2007年02月15日 邦画 トラックバック(0) コメント(2)

しゃばけ/畠中恵/新潮文庫

「見える人」になりたい!度★★★★★

「返魂香」どんな香りだろう♪
「甘いとも清々しいとも言える、思わず立ちすくんで目を見張るような香り」らしい。
気になる!

しゃばけ
しゃばけ
畠中恵(著) 新潮文庫

この本は、何度も本屋さんでぱらぱら見てはやめてたけど…これがもうはまりまくり!早く読めばよかった。
わたしはこういう世界が大好物で、たまらんのです。

大好きな漫画で、『百鬼夜行抄』がある。
百鬼夜行抄 (1)
百鬼夜行抄 (1)
今市子 朝日ソノラマ文庫

これは現代のお話だけど、主人公律君は妖怪が見えるししゃべれる。
周りには常に雑鬼たちがうようよ。そして妖魔と戦い続けている。
律の家の因縁もあるし、主人公がいい男な設定とか、『しゃばけ』の一太郎と似た部分がある。
もちろん『しゃばけ』は舞台が江戸だし、妖の擦り寄り方やあやつり方も違うから別の味わいがあるけど。
どっちかと言えば、『百鬼夜行抄』の方が妖怪と人との共存の難しさとか境目について詳しく書いていて、それが涙も誘う。
それでも一太郎の男気に惚れたし、佐助と仁吉が好きだ!続編『ぬしさまへ』も『ねこのばば』も読まねば!

妖(あやかし)はきっといる!見たい!一緒に暮らしたい!と思ってる人は是非是非読んでみて♪


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2007年02月08日 畠中恵 トラックバック(0) コメント(0)

となり町戦争/三崎亜記/集英社文庫

淡々と…度★★★★☆

次の本も、早く読まなきゃ!
タイトルと映画化で手出したけど、続きが気になってすぐ読み終わった。

となり町戦争
となり町戦争
三崎亜記(著) 集英社

そうは言っても気持ちいい本ではなくて、もっとこうなったほうがよかったなぁとか思うところはあったんだけど。。。

ある日突然、あなたの家のポストにとなり町との戦争のお知らせが舞い込んできたら、どうしますか?
何の説明もないまま、となり町のスパイに任命されたら?
戦争の実態が見えなくても参戦しちゃうんだろうか。。。

現実味がないのに、それでいて、見えない怖さがずしずし迫ってきて、読ませる!次の本も読んでみたくなる作家さんだった。

映画化とのことで、これは実は、映画にしたら案外よさそうな気がするなぁ。思い描きたいのに浮ばなくて少しイライラしたから。
江口洋介の一生懸命な演技嫌いじゃないから期待しちゃう!少しだけ熱く演じてほしいな。
映画『となり町戦争』公式ページ
あ、もうすぐだ。


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2007年02月08日 三崎亜記 トラックバック(0) コメント(0)

わるいやつら(上)(下)/松本清張/新潮文庫

恐るべし(T_T)戸谷信一!度★★★★★

どのように美しくても、
経済力のない女は虫のように無価値だ…

清張先生ったら、ひどいこと言うんだから…。

わるいやつら〈上〉 わるいやつら 下
わるいやつら〈上〉
松本清張(著) 新潮文庫
わるいやつら(下)
松本清張(著) 新潮文庫

テレ朝のドラマ『わるいやつら』が始まる前に、急いで上巻を読み終わった。
それで、そうか、槇村役が米倉涼子なんだなと思ってドラマを観たら…
違うんだもんなぁ…(--;)度肝抜かれた。まさか寺島役とは!!!???
わたしと同じ、上巻読後に観た人は、疑問だらけだったんじゃないでしょうか。

今はまだドラマがそこまで進んでないから言えないけど、ある理由があって、寺島が主人公になるとは思えないお話。
もしかして、大どんでん返しか、はたまた、ドラマでは大幅なストーリー変更をしたのか???
気になって気になって、急いで下巻を読み終わった!

いやー清張先生はいやらしい表現がお上手で、生々しくて、わるいやつらがこれでもかってくらいわるいやつら。
ラストは信一があらゆる方向から追い詰められてって…いろんな疑問がとけて、爽快だった。

ドラマは、きっと米倉涼子の行動から目が離せない展開になると思う。
ってか、この前の、火曜ドラマゴールド『地方紙を買う女』も名作だけど、これもなかなかうまく映像化してた。内田有紀にあんな後ろ暗い役できるのかな?とか、 先生役は高嶋政伸じゃいまいちかなぁって思ったけど、ふたりともうまくて予想以上に楽しかった。短編を膨らませててもまあまあなお話になってたと思う。

どっちにしても、人間のいやらしさとか汚さとか、もういっぱい詰まった犯罪に犯罪を重ねていくお話。
いつの時代もお金がらみ、色恋沙汰の事件が多いんだなぁ。。。
サスペンス読みたい人、清張先生なら、だいたい期待以上のヒヤヒヤを味わうことができますよ!

続きは、ドラマを楽しみにしてる方、また上巻しか読んでない方、
ぜーーーーーったい読まないでください!


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2007年02月01日 松本清張 トラックバック(1) コメント(0)

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