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ルソーの見た夢、ルソーに見る夢/世田谷美術館

あれ?遠近法が…!?度★★★☆☆

「絵画はかくまで自由なものなのだ」藤田嗣治
ルソーの素朴さの前には無問題!

↓世田谷美術館HP
ルソーの見た夢、ルソーに見る夢

第1章 ルソーの見た夢 
日本のコレクションに入ったルソー作品
第2章 素朴派たちの夢 
ルソーに続き、素朴派の発掘の端緒を開いた「聖なる心の画家たち」の作品
第3章 ルソーに見る夢 
日本近代の画家・写真家とルソーの関わり
第4部 現代のルソー像 
現代作家とルソーをそれぞれ紹介展示

砧公園内の世田谷美術館。
公園はよく遊びに行ったけど、美術館は中に入ったことがなかった。
「開館20周年を記念した、活動の象徴的な存在ともいえるアンリ・ルソーを正面からとりあげる企画展」
ゆったり観て回るのにちょうどいい広さで、明るくてきれい。
緑の中を歩いてたどり着くからか、穏やかな気持ちで鑑賞した。
ルソーも、今回好きになったヴィヴァンも所蔵してるらしいからまた観に行きたいな。

ルソーは「素人絵描きとして、揶揄と嘲笑にはじまった」らしい。
「無審査を旨とし、近代美術を育む土壌となったアンデパンダン展で、少しずつ画家や評論家たちに注目されるようになります。」とのこと。
「夢と現実が奇妙に混交する独特の世界」
美術教育を受けていない彼だからこそ、感じたまま自由な絵が描けるのかもしれない。


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2006年10月31日 美術館・動物園・水族館 トラックバック(0) コメント(0)

真相/横山秀夫/双葉文庫

深いため息が何度も何度も…度★★★★★

しあわせいっぱい逃げちゃった(T_T)
真相の、そのまた真相にやられます。

真相
真相 双葉文庫
横山秀夫(著)

「真相」「18番ホール」「不眠」「花輪の海」「他人の家」
5編収録。

個人的には、「花輪の海」に関して思うことがある。
主人公テルはS大空手部だった。その合宿中ある悲劇に遭い、12年経った今もその出来事に悩まされ続けている。
新入部員23人のうち、残った部員は6人だった。酷い暴力支配に耐えられず退部した人間は、辞めてもなお付け狙われ、とうとう大学をも辞めざる得なくなった。
合宿にやってくるOBの酷い振る舞い。OBが来たことによりいつも以上に「夜襲」をかける三回生が張り切る。
6人は精神的にも体力的にも参っていた。その矢先、事件は起きた。

物語の冒頭。テルは、就職先の面接で、
「あなたにとって、これまで一番嬉しかったことはなんですか」
と問われる。テルは思う。
「友人が死んだとき…。」

何があったんだろう…。
この真相を知ったとき、壮絶な彼らの葛藤に鳥肌がたった。


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2006年10月27日 横山秀夫 トラックバック(1) コメント(2)

地下鉄(メトロ)に乗って/篠原哲雄監督

新中野在住の皆さま必見度★★★☆☆

昭和39年の鍋横再現してたよー
ちょっとちゃちいセットだったけど…。

『地下鉄(メトロ)に乗って』公式HP

ここ最近、原作も大好きで楽しみにしてる映画がたくさんある。
夜のピクニック』や、個人的に大絶賛の『椿山課長の七日間』、絶対泣くはずの『手紙』と、この『地下鉄に乗って』だった。
関係ないけど『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』がやってくる☆
あーやっとキャッツに会えるなぁ♪忙しくなるぞぉ(*^^*)

篠原監督好きだし、『張り込み』なんてそれはそれは「むむむ!」と唸らされた。追い詰められる心理描写にゾクゾクさせられる。
ということで、『地下鉄(メトロ)に乗って』は期待してた。
原作は、衝撃というか、読み終わって放心状態になったのを覚えている。。。だのに、ずいぶん前に読んだ本だからいろいろ忘れてしまっているようだった(T_T)
こういうラストだっただろうか?ほのかな感動があったと思うのだけど。みち子の気持ちに納得いかず、悔し涙が出そうになった。
原作で泣いたのはお兄ちゃんのくだりだけだっただろうか。。。
こんなに何回も過去と現在を行き来したんだったっけ…。
やばい再読しなくては(>_<)

ネタバレしてるんだか、しないように書いたらおかしい文章になったのかすら判別できないほど、訳わかんない感想になってしまった。。。
だので、楽しみにしてる方は続きは読まないで下さい!


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2006年10月26日 邦画 トラックバック(0) コメント(0)

岸辺のアルバム/山田太一/光文社文庫

ドラマよかったんだろうな度★★★★☆

山田太一初の小説!
1977年にドラマ化され、「わが国のホームドラマに革命を起こした、不朽の名作。」
とのこと。是非観たい!!!

岸辺のアルバム
岸辺のアルバム
山田太一(著) 光文社文庫

田島謙作は商社の国内繊維機械部部長、働き盛りの40代。仕事熱心だが家庭をかえりみない。
妻則子は夫に相手にされないことなどでさみしさを味わい、後ろめたさを感じつつも浮気をしてしまう。
長女律子は大学生で、長男繁は高校3年生。
多摩川の岸辺に建つ一軒家。平凡にみえる家庭にも、さまざまな問題が隠れている。
そんな田島家にこれでもかと悲劇が襲う。
1974年の多摩川水害の被災者が、家を失ったことと家族のアルバムを失ったことがショックであったという話をこの作品に取り入れた、とのこと。

田島家は崩壊してしまうのか?

それにしても、繁に近づく「哀愁(←あだな)」役は?繁の担任の掘先生役は?誰だったんだろう…。それともドラマではこの役はなかったのかな?
あまりに衝撃的に彼らを描写していて余計にドラマを観てみたくなった。
「哀愁」は「一向に美しくない。小肥りで、頬が赤い。頭の悪そうな顔である。こんな娘と親しくできる繁に謙作は失望していた。顔や姿が悪いのは仕方ないにしても、品もなく頭のよさもない」って…。
掘先生に対しても、「三十男の顔である。年より老けているかもしれない。色が黒く、服装も地味である。新しい背広が身についていない」そして、自分に見切りをつけるとこういう相手を選ぶのか?とまで言われてしまう(>_<)
ふたりともかわいそうだなぁ。。。(^^:)


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2006年10月25日 山田太一 トラックバック(1) コメント(2)

赤い指/東野圭吾/講談社

加賀!また登場してね!度★★★★★

ラストの真実を聞いたとき…鳥肌たった。。。
読みはじめて気づいたけど加賀恭一郎シリーズだった☆かっこいいなぁ。


赤い指 講談社
東野圭吾 (著)



わたくしごとですがちょっとこわいことがあった。
この本を買うとき、「そういえば『赤い指』はTさんがなかなかよかったと教えてくれたな」と思って買ってみることにした。
それで、読み始めたのだけど、ある家のひとり息子が殺人を犯す。そして、その息子をかばおうと、両親がいろいろ画策する。
わたしは、読みながら、「うん???」と思った。
なんでか、その彼らの手順が手に取るように分かった。「まさか…もう読んでるのに覚えてない???」
先々月発売したばかりの本だし、読んだことを忘れてるなんてヤバすぎる(T_T)と焦って本棚を確認しても『赤い指』はない。連載されていた小説現代も読んだ覚えはない。
えーーーと思いつつ、ラストは全然知らなかったから、すっごくドキドキしながら読書を終えた。
でも、なんで知ってたんだろう…疑問が残ってちょっと気持ち悪い日を1日過ごした。
そして、次の日、「あ…確か…お勧めしてくれるときTさんがちょっと内容話してくれたんだった…」(そうですよね?)と。。。
そんなに日も経ってないのに、ましてやTさんが紹介してくれた本と思って買ったのに…。超能力でも持ったのか?とあほらしいこと思いながら読んでいた…。
思い出せなかったことに結構落ち込んだ…。あーあ…。自分でも驚くほど物忘れが激しくなってんだ(>-<)
最近はじめた数独は役に立つだろうか…脳をもっと活性化させることしなきゃ…。

ということで、ある程度あらすじを聞いてても、相当いろいろ考えさせられてあっと言う間に引き込まれた本(^^:)さすが東野さん☆


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2006年10月22日 東野圭吾 トラックバック(1) コメント(6)

人のセックスを笑うな/山崎ナオコーラ/河出文庫

もちろん笑えません度★★★★★

20歳年下の男の子とお付き合いできますか?
わたしは、無理だ…。想像もつかない。


人のセックスを笑うな
山崎ナオコーラ (著) 河出文庫


19歳の磯貝くんと、39歳のユリちゃんは、美術の専門学校の生徒と教師。
ユリちゃんは磯貝くんに、
「私、君のこと好きなんだよ。知ってた?」
という。
そしてユリちゃんに絵のモデルを頼まれ、いつしか自然と恋人のような関係になっていく。


途中でいろいろ反省した。
「ユリはニベアを塗らない。
ヒジもカカトも年齢を隠さない。指の爪の生え際は、手も足もササクレだらけ。」
他にもいろいろユリに対して磯貝くんは思うことがある。そして、
「女を捨てているのかと言えば、そうではなく、ヒジやカカトを触られるのは嫌がった。
要するに面倒でなにもつけていないだけで、実際は気にしているのだった。」
とか、
「ぽっちゃりとしたお腹。
あの、へその下の盛り上がった、丸い部分に名前はないのだろうか。」
「オレはそこを何度も、撫でたい。」
と。
なんだか、19歳のくせにいろんな女性と付き合ってきてすべてを知り尽くした男のような意見だけど。
もちろん愛がなきゃこういう愛おしい発言は出ないけど、それは置いておいて、こういうツボを知っていてくれるというだけでも、あー楽だろうなぁ…と考えてしまう自堕落さ加減に、反省しきりだった。

併録の短編『虫歯と優しさ』は、ラストの「ありがたい科白」に、なんかほんのちょっと涙が出そうになった。

どっちの話も恋心が熱っしすぎてやばいときに、冷ましてくれるいい物語。


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2006年10月17日 山崎ナオコーラ トラックバック(0) コメント(0)

ウェルカム・ホーム!/鷺沢萠/新潮文庫

おかえりっ度★★★★☆

安心できるところがあるのはいいものだなぁ
盛り上がりはゆるやかだけど、主人公の気持ちがよく伝わってくる。
しんみり感動の2編。


ウェルカム・ホーム!
鷺沢萠 (著) 
新潮文庫


鷺沢さんの本は、確か3冊目なのに、何を読んだかどーしても思い出せない…。面白くなかったわけではないとは思うのだけど…。
で、いろいろ立ち読みした結果、なんだかよさそうだったからこれ(遺作2個前かな)にしてみた。そしたら、とても良かった。当たりだった。

涙がじんわり。自分の居場所を見つけられるあったかいお話だった。
30を越えて読んでよかった。きっと若い頃だとこの不安定から脱却する感動を分からなかったんじゃないかなぁ。


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2006年10月16日 鷺沢萠 トラックバック(0) コメント(0)

夜のピクニック/長澤雅彦監督

やっぱり笑顔が1番!度★★★★★

若いって素晴らしい(*^^)
爽やかなファンタジー。魅力は出演者の表情!

『夜のピクニック』公式HP

原作が素晴らしいのです。
本屋大賞はどのくらいの書店さんが投票してるのか知らないけど、第1回は納得の小川洋子『博士の愛した数式』。
この映画は、劇場に観に行けなかったのだけど、この前レンタルして鑑賞した。
実は、原作の深津絵里の役がわたしの中でもう少し年齢を重ねている女性のイメージだったし大事な役だから、きっと映画はだめだと思ってた。
なのに…とてもよかった(T_T)あの感動がよみがえって、また数学したくなった。少しだけ、博士の誕生日のところとか江夏の野球カードなんかは、原作のほうがよかったなぁという部分もあったけど、それでも納得の1本だった。

第2回本屋大賞が『夜のピクニック』。
読みおわったとき、心がきれいに純粋になった…と勘違いするほど、学校行事だ恋だ愛だに夢中になっていた学生時代を思い出した。
でも映像化はむずかしいだろうと思った。この物語でわたしにとって大切なのは、加藤ローサ演じる杏奈のおまじない。これは活字の方が数段想像力をわかせるし、映画化すると、ちょっとちゃちになっちゃうんじゃないかと思ってた。
でもこの部分を削るわけにはいかないだろうしなぁ、と、すごく気になって観に行ってきた。


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2006年10月13日 邦画 トラックバック(0) コメント(0)

裁判長!ここは懲役4年でどうすか/北尾トロ

傍聴人マニュアル度★★★☆☆

こいつ、絶対やってるよ!
事実は小説より奇なり。


裁判長!
ここは懲役4年でどうすか

北尾トロ (著) 
文春文庫


書店で2段平積み。2冊しか残ってなかった。売れてんだな。
とりあえず小説も法廷もの大好きだし気になって買ってみた。

トロさんみたいな野次馬根性丸出しの人が傍聴しても問題ないのかな?と疑問に思ってたところ、裁判に傍聴人がいることの意義が結構あるのだということを知らされて、ちょっと読書に気合が入った。
見学の人や学生などで傍聴人が多かったりすると、裁判官や弁護人の張り切り方が違うらしい。なるほど、人間が人間を裁いているんだもんなぁと、当然のことを思った。

何よりも気になったのは、傍聴マニア集団『霞ヶ関倶楽部』。
傍聴歴の長いベテランさんたちで結成されている。
ヤマさん・ダンディ氏・ナベさん・ササさんなどなど。ちゃんと会則まで発行している。
ナベさんのデータはマスコミも欲しがるほどだし、ダンディ氏がトロさんに教えてくれるアドバイスは、的確で思わず笑ってしまう。

『霞ヶ関倶楽部』の特別座談会が巻末に載っているのだけど、これ読んだだけでも面白くて、なんでこんなに力がはいっているのか、理解不能なマニアックさにただただ感心する。
ダンディ氏の最大の関心事が「法務省の人事」だったり、山さんが「女優とか野球選手にファンがいるのと同じで、我々は検事や裁判官の人事に反応するの。」と言ったり…。
特に、ありがたい!とも知っててうらやましい!とも思わない情報なのに、聞いてると敬意の念がわいてくる…。
なんでもマニアの域に達した人は素晴らしいからだな。
『霞ヶ関倶楽部』の面々には、トロさん同様感服だった。

「霞ヶ関倶楽部」が民間の風を入れるべきだと息巻く、裁判員制度スタート前に読んでおくとわたしたちの心構えが変わるのか?…?


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2006年10月11日 小説以外 トラックバック(0) コメント(2)

クラッシュ/ポール・ハギス監督

いろんな人といろいろ話したくなる度★★★★★

遅まきながら、ほんと…観てよかった。
早稲田松竹で13日までやってます!行ける方は是非スクリーンで。

『クラッシュ』公式HP

予告編覚えてますか?
だいぶ前なのにわたしは強烈に覚えていて、あの衝撃シーンを観るのが毎回いやだった。
あ~予告編を作った人はすごいなぁ…。あんないい仕事できるなんて素晴らしい。
それにしても、早く観とけばよかった。またひとつ大切な映画が増えた。
ということで、もしまだ観てない方は、是非是非!!!


クラッシュ
監督: ポール・ハギス
出演: サンドラ・ブロック, ドン・チードル


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2006年10月11日 洋画 トラックバック(0) コメント(0)

サウスバウンド/奥田英朗/角川書店

パイパティローマはとっておくんだよ度★★★★★

くぅぅぅぅっ!すばらしい!!
二郎!わかるよ!こんなおとうさん絶対やだ。
でもでも泣けてくるほどかっこいい。あっつーまに惚れちゃったよ!
 


サウス・バウンド
奥田英朗 (著)
  角川書店


少し興奮はおさまってきたけど、あまりに入れ込みすぎててうまく感想書けるか自信がない。
いやほんとひさびさに爽快痛快本。
私のように、読もう読もうと思ってたけど後でいいやと思ってた方、装丁がかわいいけど内容はそれほどでもないんじゃないかとたかくくってた方、是非是非読んでみてください!予想をはるかに超える一気読み作品です。

第1部は東京中野が舞台。
主人公上原二郎君は小学校6年生。
通学路が中野ブロードウェイ☆そりゃあいろんな意味で耳年増小学生だろうな~。
ましてや二郎のおとうさん一郎は、元過激派。今でもコウアンにマークされてる永遠の危険人物。
官が虫より嫌いで、国民年金なんぞ払わん、日本国民であることをやめると言う、学校なんか行かなくていいと二郎と妹桃子に言う、修学旅行の積立金がやけに高いということで学校に乗り込んできたり、逮捕されたり、二郎はおとうさんの言動のせいでいろんな大人の都合に巻き込まれて迷惑してる。
二郎はいっつも、普通のおとうさんがいい、会社へ行くおとうさんがいいって思ってる。おかあさんの過去もどうやらそうとう訳ありみたい。
それなのにおとうさんはのん気でいっつもごろごろ寝てて、訳のわかんない小説なんか書いてて、すぐヘッドロックをかけてくるし、子供でいるのは損だ。早く大人になって自由になりたい。二郎はとにかく大変なんだ!
二郎!ご飯たくさん食べて大きくなれ!


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2006年10月06日 奥田英朗 トラックバック(4) コメント(0)

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