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東京物語/奥田英朗/集英社文庫

久雄の振りみてわが振りなおせ度★★★☆☆

なんとかがんばってる人、好きです。って感じ♪
奥田さんの自伝風!?世代は違うけど、まあまあわかったから楽しめた。

東京物語
東京物語
奥田英朗(著) 集英社文庫

1980年→1978年→1979年→1981年→1985年→1989年の田村久雄君のお話。

1980年、久雄は21歳。
家庭の事情で大学を中退し、小さな広告代理店「新広社」で働いている。
あらゆる雑用をこなしつつもコピーライターとして、朝も夜もない生活をしている。

俺、がんばってる、って感じで、ちょっと天狗になってきている若造。
その生意気さがよく伝わってきて、久雄が調子に乗ってると少しだけ意地悪な思いになる。久雄ったらもしかして大失敗してすごいことになったりするんじゃないか…とか。
でも結局のところ、よくいるタイプのいい子で、ある程度真っ当な考え方をしてる。だから、どんどん子どもを心配するお母さんのような気持ちになった。
ちゃんとごはん食べなさい。働きすぎだよ。お嫁さんもらいなさい、と。

ひそかに音楽評論家になりたいと夢を持っている久雄。上京して後楽園球場で出会ったおっちゃんとの会話が印象的だった。
「…若いもんは舞台に上がるんだ…」
それができれば苦労しない、って思うけど、酔っ払いのおっちゃんの気持ち、なんかよかった。


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2007年02月27日 奥田英朗 トラックバック(1) コメント(0)

真夜中のマーチ/奥田英朗/集英社文庫

ミタゾウの過集中症?が気になる度★★★★★

美人は得だ。たいていのことが許される(^3^)んだな。
10億円強奪なるか!?スピード感たっぷりの爽快本!

真夜中のマーチ
真夜中のマーチ
奥田英朗(著) 集英社文庫

ヨコケンこと横山健司は、出会い系パーティーを主催したりして、適当に遊んで適当に悪いこともして小銭を稼いでいる。
ある日のパーティー出席者に三田物産の三田総一郎がいた。
あの三田財閥の御曹司!?ヨコケンは、極上のカモを発見して、ヤクザと組んでいつもどおりの悪だくみを決行しようとするんだけど、これがまたとんでもないすっとこどっこいなかわいい男だった。

その先はおもしろいから言えないけど、25歳同士だが音楽も洋服も全く趣味の合わないふたりが、なぜかタッグを組んで10億もの大金をせしめようと計画をたてることになる。
ミタゾウこと三田総一郎は、しびれる頓珍漢っぷりだけど、なかなかのつわもので、意外な能力を発揮する…かもしれない!?

そんなふたりに、これまた25歳のクールな美女、クロチェこと黒川千恵が登場。
ドーベルマンのストロベリーを自在に操り、ヨコケンとミタゾウを翻弄するのだが…。


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2006年11月23日 奥田英朗 トラックバック(1) コメント(0)

サウスバウンド/奥田英朗/角川書店

パイパティローマはとっておくんだよ度★★★★★

くぅぅぅぅっ!すばらしい!!
二郎!わかるよ!こんなおとうさん絶対やだ。
でもでも泣けてくるほどかっこいい。あっつーまに惚れちゃったよ!
 


サウス・バウンド
奥田英朗 (著)
  角川書店


少し興奮はおさまってきたけど、あまりに入れ込みすぎててうまく感想書けるか自信がない。
いやほんとひさびさに爽快痛快本。
私のように、読もう読もうと思ってたけど後でいいやと思ってた方、装丁がかわいいけど内容はそれほどでもないんじゃないかとたかくくってた方、是非是非読んでみてください!予想をはるかに超える一気読み作品です。

第1部は東京中野が舞台。
主人公上原二郎君は小学校6年生。
通学路が中野ブロードウェイ☆そりゃあいろんな意味で耳年増小学生だろうな~。
ましてや二郎のおとうさん一郎は、元過激派。今でもコウアンにマークされてる永遠の危険人物。
官が虫より嫌いで、国民年金なんぞ払わん、日本国民であることをやめると言う、学校なんか行かなくていいと二郎と妹桃子に言う、修学旅行の積立金がやけに高いということで学校に乗り込んできたり、逮捕されたり、二郎はおとうさんの言動のせいでいろんな大人の都合に巻き込まれて迷惑してる。
二郎はいっつも、普通のおとうさんがいい、会社へ行くおとうさんがいいって思ってる。おかあさんの過去もどうやらそうとう訳ありみたい。
それなのにおとうさんはのん気でいっつもごろごろ寝てて、訳のわかんない小説なんか書いてて、すぐヘッドロックをかけてくるし、子供でいるのは損だ。早く大人になって自由になりたい。二郎はとにかく大変なんだ!
二郎!ご飯たくさん食べて大きくなれ!


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2006年10月06日 奥田英朗 トラックバック(4) コメント(0)

町長選挙/奥田英朗/文藝春秋

伊良部先生大活躍度★★★★☆

悩んでるのがあほらしくなるっ!ぐふふふふ
 「物事、死人が出なきゃ成功なんだ」とさ_(^^;)


町長選挙
文藝春秋 奥田 英朗(著)

だいぶ知名度があがってきた神経科医の伊良部一郎くん♪
伊良部総合病院の跡継ぎ息子。相変わらずのボンボンっぷりが最高!身近にいたら絶対嫌だけど、遠くからなら見てみたい。妙な魅力を確立してる愛すべきキャラクターです☆
いろんな患者が、「この医者じゃだめだ!」って思いつつも、駄々っ子伊良部のペースに巻き込まれて、いつしか心の病を克服していく。その奇想天外な言動は毎回おかしくて笑っちゃいます。
全部短編だから何から読んでも大丈夫だけど、わたしは「イン・ザ・プール」の短編はほとんど爆笑だった!未読の方は是非是非。


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2006年06月28日 奥田英朗 トラックバック(3) コメント(3)

マドンナ/奥田英朗/講談社文庫

中年の哀愁度★★★★☆

おっさんの妄想劇場もなかなかなもんだ☆
しっかしうじうじしてんなぁ(^^;) 


マドンナ
講談社文庫
奥田 英朗(著)

『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』しか読んだことないんだけれど、これもほんと伊良部先生に笑わされた(^0^)
他にもいい作品があるみたいだし、奥田さんもきっとわたしのツボだからこれから読んでみようと思った。

本作『マドンナ』は、
「マドンナ」「ダンス」「総務は女房」「ボス」「パティオ」の5編が収録されてる。
どこにでもいるサラリーマンを描いているのに、ちょっぴり特別な男に思えてくる!
たいしたこと言ってないし、むしろ情けなさばかりが目立つのに、なんだかかわいそうで、なぐさめてあげたくなっちゃう(*^^)/


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2006年06月10日 奥田英朗 トラックバック(2) コメント(0)

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