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卒業/重松清/新潮文庫

泣くもんか泣くもんかと思っても…度★★★★★

キーワードは、「ゆるす/ゆるされる」。
「文庫版のためのあとがき」で、重松さんがそれぞれの短編を解説している。これを読んで、この4つの短編の出来上がった理由がわかった気がした。

卒業
卒業
重松清(著) 新潮文庫

毎回毎回、踏ん張って読んでても、涙がでてしまう重松さん。

今回もやっぱり、短編4つで各2回はやられた。
「まゆみのマーチ」「あおげば尊し」「卒業」「追伸」。
どれもわたしの生活にはない話で、感情移入するという感じではないのだけど、主人公の気持ちが盛り上がってくるシーンになると自然と涙腺がゆるんで体が熱くなるという感じ。思い入れもそれほどじゃない話なのに、だ。
あいかわらずこれってすごいことだなぁと思った。

この前NHKの『解体新SHOW』を観た。ラサール石井と劇団ひとりがでていて、
<「人体」にまつわる神秘を解明>していた。
最後に、「涙」はストレスを発散させることが解明されたんだけど、どうやら週一号泣が、ストレス解消になっていいらしい。(ほんとか?)
わたしは、どっちか言えば泣くのは得意で、まして今の時期は『Dr.コトー診療所2006』で週一号泣してるし。その上読書でやられてしまっては、ストレス解消しすぎだなぁ。


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2006年12月11日 重松清 トラックバック(1) コメント(6)

疾走/重松清/角川書店

からから、からっぽ度★★★★★

「名前を呼びたい。名前はいいなあ、と思う。」
そうだね、シュウジ。

疾走
疾走 角川書店
重松清(著)

長編だったなぁ。そして、終始暗い。
「おまえ」という呼びかけに、なんだかこわくて心が揺さぶられた1週間だった。
主人公シュウジに「おまえ」と語りかける誰か(最後に誰だかわかるのだけど)。その何者かが、シュウジと家族、同級生のエリ、神父、皆に恐れられている鬼ケンとその女アカネの、2年間の『疾走』を教えてくれる。

ある悲劇がシュウジを襲い、すべての歯車が狂い出す。唯一の救いであったエリは東京に引っ越してしまうのだが、シュウジの中には常に大きな存在としてある。
エリはつらい過去を背負い生きてきた、「孤高」の「ひとり」なのである。


シュウジが教会の神父に教わった「孤立」と「孤独」と「孤高」の違い。
仲間が欲しいのに誰もいない「ひとり」が、「孤立」。
「ひとり」でいるのが寂しい「ひとり」が、「孤独」。
誇りのある「ひとり」が、「孤高」。
なるほど。重松さんはこういうのうまいんだなぁ。

それにしてもつらくてグロくて…うーん。
わたしは、重松さんの本なにが好き?って聞かれて、『疾走』とは答えないだろうな…。


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2006年11月07日 重松清 トラックバック(1) コメント(0)

小さき者へ/重松清/新潮文庫

「解決しなさかげん」度★☆☆☆☆

ビートルズは世代をこえて愛される!
不器用な父親の正直な気持ちがひしひし伝わってきます。


小さき者へ 新潮文庫
重松清(著)



短編6編。

定年ゴジラ』を紹介してくれた方が、最近の重松さんではこれがよかったと教えてくれた。
その方はビートルズが大好きだし、ビデオもいっぱい貸していただいた♪まだ小さいけど息子がいるし、どうも表題の「小さき者へ」のお父さんと同世代らしい。
これは、はまっただろうなぁと思った。
わたしは息子もいないし、ビートルズもビデオ屋バイトのときに他の店員が店でいつも流していたから知らず知らずのうちに知って好きになった、程度。それなのに、とってもよかったし、切実さが伝わってきて「お父さん」の息苦しさが伝わってきた。
短編でこれだけ家庭内のイメージを湧かせてそこにこんなに感情移入させるなんて、やっぱりすごいなぁと思った。

短編6編。どれも、まだまだ幼い子どもや家族の、歩み寄りやすれ違いが描かれている。
重松さんはあとがきで、
「解決しなさかげん」が際立つものとなった。~一件落着の場面がないことにご不満を抱かれたひとにはお詫びする。でも、それが、ぼくの考える生きることのリアルだ。~頼りなげにでも足を踏み出した主人公たちの姿が、読んでくださった皆さんの胸に浮かんでくれれば、なによりの幸せである。
と言っている。

でも、わたしはそんな不満はなかった。一件落着してほしかった作品もあったけれど、それよりも何よりもお父さんの情けなさやかっこ悪い意地の張り合いを知らされれば知らされるほど、子どもが思ってるよりも何倍も何千倍も気遣ってくれていると感じさせる。いろんなお父さんの想いを見せられたようで照れくさかったりじーんとしたりした。


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2006年08月27日 重松清 トラックバック(3) コメント(0)

定年ゴジラ/重松清/講談社文庫

ニュータウン在住者必読度★★★☆☆

いっぱい泣かされた(>_<)やられっぱなしだよ
ゴジラよ踏み潰せ!「模型は理想」なんだから(T_T)


定年ゴジラ    講談社文庫
重松 清 (著)

長年勤めた大手都銀を定年退職した山崎さんのおうちは、
庭付き一戸建。
澄み渡った空気。
2階のベランダから眺める富士山。
春にはヒバリがさえずり夏には蝉時雨が聞こえる緑豊かな自然。
ニュータウンくぬぎ台

くぬぎ台は、大手私鉄の沿線開発の一環として造成された。
1丁目から5丁目、それぞれ400戸ずつの分譲で、合計2000戸。
山崎さんは第2期分譲、すなわち2丁目の住民。

都心へは2時間かかる。
駅前にけばけばしい看板もなく静か。
軽く1杯飲める店は、ない。
気づけば、なんにもない街だった。


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2006年05月11日 重松清 トラックバック(0) コメント(2)

流星ワゴン/重松 清/講談社文庫

なんでよ重松さん!度★★★★☆

流星ワゴン    講談社文庫
重松 清 (著)


疲れた(+o+)入り込み過ぎたやぁ。

あの一瞬に戻りたいと思う場面は、
誰にでもあるのではないか。
わたしも後悔ばかりの人生だし、あの日に戻れたらなぁとよく思う。

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2005年11月25日 重松清 トラックバック(0) コメント(3)

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